狙った女性・男性から「脈あり状態」にして「ずっと惚れさせる」まで方法を心理学で恋愛を専門にした「恋愛心理学」をもとにして49個の恋愛テクニックお話します。
異性に対して
- 脈アリにする
- デートに誘う
- 惚れさせる
- ずっと惚れさせる
の4段階シーンでそれぞれ使えるように32個の恋愛心理を分かりやすくお話していきます。
人間心理に基づいた方法なので、興味も持たれていない異性を沼まで落としてしまう事も可能なので、過度に使い過ぎる事で人格にまで大きく影響を与えてしまう場合もあるので、悪用厳禁でお使い下さい。
Contents
- 1 脈アリにする恋愛心理学
- 1.1 最初の印象を全力「初頭効果」
- 1.2 表情と声に全面意識「メラビアンの法則」
- 1.3 笑顔でポジティブに「笑顔伝染の法則」
- 1.4 赤色はモテる「ロマンチックレッド効果」
- 1.5 時間よりも回数「単純接触効果」
- 1.6 親密度が上がる「ミラーリング」
- 1.7 考え方が似てる「類似性理論」
- 1.8 先入観で勝手にモテる「バンドワゴン効果」
- 1.9 相手に心地よさを与える「カクテルパーティー効果」
- 1.10 警戒心を与えないで信じ込ます「両面提示」
- 1.11 深い関係性へ踏み込む「自己開示の返報性」
- 1.12 頼って好感度を上げる「アンダードッグ効果」
- 1.13 マイナスから距離感を縮める「カタルシス効果」
- 1.14 相応しい相手を選ぶ「マッチング原理」
- 1.15 運命性を感じさせる「シンクロニシティ効果」
- 1.16 左側を重視する「シュードネグレクト効果」
- 1.17 座る位置で心理が変わる「スティンザー効果」
- 1.18 協力性が愛を抱かせる「ミケランジェロ現象」
- 1.19 周りから攻め込む「ウィンザー効果」
- 2 デートに誘う恋愛心理学
- 3 惚れさせる恋愛心理学
- 3.1 美味しい食事で好印象「ランチョンテクニック」
- 3.2 素敵な雰囲気が重要「フィーリンググッド効果」
- 3.3 言葉で印象付け「マーキング法」
- 3.4 ギャップで攻める「ゲインロス効果」
- 3.5 3回目までが重要「スリーセット効果」
- 3.6 心拍数を上げて惚れさせる「吊り橋効果」
- 3.7 物理的に心の距離感を潰す「パーソナルスペース」
- 3.8 グッと関係性を深める「暗闇効果」
- 3.9 相手の心理を揺さぶる「好意の返報性」
- 3.10 理解を示し好感度を上げる「自己是認欲求」
- 3.11 特別な存在になれる「自己拡大欲求」
- 3.12 秘密を作って相手を引く「ツァイガルニク効果」
- 3.13 一番楽しい時間をゴールに「ピーク・エンドの法則」
- 3.14 禁止を作って興味を引く「カリギュラ効果」
- 3.15 結果が事実を作る「認知的不協和理論」
- 4 ずっと惚れさせる恋愛心理学
- 5 まとめ
脈アリにする恋愛心理学
最初の印象を全力「初頭効果」
初対面で受け取る記憶が強く残り、その後も最初の印象が強く残る心理を初頭効果といいます。
例えば、
初めがいい印象例
「初めまして!(礼儀正しい)」
「(優しそうだな〜)」
「料理好きなんですよ!(家庭的)」
「(素敵!)」
「私浮気されたらきっと刺しちゃう!(嫉妬深い)」
「(そんなところも可愛いな〜)」
逆のパターン
「ねえ。浮気してるの!?教えて?刺すよ?(嫉妬深い)」
「(うわぁ。怖い人がいる)」
「初めまして(礼儀正しい)」
「(あ、あの人だ)」
「料理好きなんですよ!(家庭的)」(ナイフを持ってる)
「(恐怖・・・)」
嫉妬深いであろう現場を見た後に、その優しそうな女性と出会い、関わっていく内に家庭的で料理上手である事を知っても、前提に嫉妬深さがあるので「でも嫉妬深いからな〜」となります。
このケースでは与えられる情報は同じですがいい情報が最初に与えられるか最後に与えられるかで同一人物でも大きく印象が変わってきます。
人は出会って6秒ほどで第一印象が決定つけられるといい、最初の印象が良いと後々の自分の小さな欠点に対して気にしない、むしろプラスに働くこともあるのです。それほど第一位印象を良くすることは心がけることが大切なので、初対面は大きな勝負所だと意識しましょう。
表情と声に全面意識「メラビアンの法則」
人は言葉と内容がそれぞれ矛盾していると、言語情報を7%、聴覚情報を38%、視覚情報を55%の割合で判断するのです。これをメラビアンの法則といいます。
なので、表情や声色が暗い状態で「初めまして!よろしくお願いします。」「(全然よろしくする気ないじゃん)」となってしまいます。なので、印象良く相手に伝えるためには、喋る内容よりも表情や声色を優先的に意識して話しましょう!
デート中でもとにかく笑顔だったり、リアクションを大きくしたり、話すトーンが明るいなどすることで、話す内容があまりポジティブでなかったとしても「良い感じに楽しく話だった」と印象つくので、内容よりも振る舞いは重要ですよ。
笑顔でポジティブに「笑顔伝染の法則」
人は共感能力が備わっているため、自分が笑うことで相手や周りの人も笑顔が伝染してポジティブな心理になります。これを笑顔伝染の法則と言います。
相手の人と一緒に楽しい時間を過ごしたい時には、自ら笑顔を心ががけ楽しく話すことで、相手の人は「楽しい時間だった」という心理的な印象を与えることができます。
人は幸せそうな人に惹かれますし笑顔でいる事で、周りからは魅力的な人に映りますので、なるべく笑顔でいることは大切ですね。
赤色はモテる「ロマンチックレッド効果」
人の心理として「色」は様々な影響をもたらしますが、その中でも「赤色」は恋愛において魅力的にみせる効果があります。これをロマンチックレッド効果と言います。
男性が服、ネクタイなど赤色の物を身に付けることで、強いオスだと主張ができ異性を惹きつけることができます。動物の世界では、赤はメスを引き寄せる色として使われ、ニホンザルはお尻や顔の赤色が強いほど男性ホルモンの分泌が多く、多くのメスを惹きつけます。
また、女性が赤色を身に付けるだけでも男性からの魅力度が30%高まることが研究で明らかにされました。女性が赤い服を着ることで、性に開放的に見えて、それと同時に魅力度も一緒に増すんですね。
時間よりも回数「単純接触効果」
人の心理で、何度も繰り返して接触することで関心や好感度が高まる事を単純接触効果といいます。よく流れる音楽やテレビのCMも何度も触れる事で馴染みを感じて印象が勝手によくなっていくのと同様です。ただ、印象が悪いのに何度も接触するのはマイナス効果で、初期の印象はとても重要です。
一緒にいる時間の長さよりも会う回数の方が効果的なので、長時間いる事を目指すより短時間でも回数を重ねて会う意識が大切です。
親密度が上がる「ミラーリング」
共通点、共感性を感じると人は相手に対し好感度が上がり、親密な関係に発展しやすくなることがわかっています。また、外見や行動が似ていることで好意も上がりやすい事を「シンクロ効果」ともいいます。共感性やシンクロ効果を意図的に相手に感じさせる方法を「ミラーリング」といいます。
つまり、気になる異性の仕草や癖、話し方、言葉遣いなどを真似することで好感度をあげることができます。
なので、相手のさりげない仕草を真似したり、話し方のペースを合わせたりとミラーリングしましょう。ミラーリングなので、相手が右手で髪の毛を触っていたら、自身は左手で髪の毛を触ります。
ミラーリングも不自然すぎて相手に気がつかれてはいけないので、さりげなさが必要です。
考え方が似てる「類似性理論」
先ほどのミラーリングの場合には、目で見えるアプローチが主でしたが、類似性理論は物理的な共通点ではなく、内面的な共通点に重点を置きます。簡単に言うと共通点が多いことでの好感度を上げる方法です。
価値観、趣味など考え方が似ている相手に対して親近感を持ちやすく親密になりやすいのです。なので、相手の情報から情報を引き出し類似点を見つけ出して相手にそれを伝えることが大切です。共通点が多い事を強調するんですね。
共通事項が無かった場合にも共通事項を自身で作り出し伝えることでも好意を持たれやすくなります。例えば、自身と全然違ったことが趣味だったとしても「自分の友達がそれハマってて気になってたんだ。教えてよ!」のように友達(架空でもいい)を架け橋に共通事項を作ってしまうんですね。
先入観で勝手にモテる「バンドワゴン効果」
みんなから人気のものが良いものに見えてしまう人の心理があります。これを「バンドワゴン効果」と言います。「みんなから人気=とても良いもの」という先入観を利用する事で、意図的にモテる自分を演出できるのです。
バンドワゴン効果を活かすには「自信を持った振る舞いをする」事が重要です。背筋を整え、発言はポジティブに余裕を持った態度で人に接する事で周りからは「モテる人」とイメージをつけることができます。
だからこそ心理学的にも「自分はモテないから〜」の様に自分自身の価値を下げる(=みんなから人気がない)発言や行動はよりしない方がいいのです。
他にも、「自分を悪く言う人/評価を下げてくる人を周囲に置かない(友達にしない)」「モテそうな肩書きを持つ(カフェ店員、サッカー部、フォロワー数〇〇人、〇〇大学卒など)」もバンドワゴン効果が活かされます。
また、姑息な手段ではありますが周りに協力してもらい自分が「モテてる」「カッコいい」と気になる相手に対して伝えてもらう方法もできます。
相手に心地よさを与える「カクテルパーティー効果」
うるさい環境化でも自分の名前や関心があるキーワードが自然と聞き取ることができる脳の働きをカクテルパーティー効果といいます。
このカクテルパーティー効果は恋愛にとても有効的で、気になる相手に対して何かを話すときに「〇〇君は」「〇〇さんは」とつけることだけで好感度がつけない場合よりも上がります。
乱用しすぎたりいきなり名前で呼んだりと距離感を縮め過ぎても逆効果なので、適度に名前を交えて呼ぶことが大切ですね。
警戒心を与えないで信じ込ます「両面提示」
人は、まだ信頼性が深くない人からの良い情報だけを与えられても警戒心があるので信じない傾向があります。なので、信頼性が深くない状態の時には、自身のアピールだったり何かを伝えたい時には、メリットだけでなくデメリットも伝える事で信じさせやすくできます。
ネットの記事なども同様で「〇〇は効果があります!」よりも「〇〇は〇〇というデメリットはありますが〇〇の効果があります」のようにデメリットも一緒に伝えた方が信憑性が上がるんですね。
自己開示をする時にも「私、優しいよ!」と伝えても「本当か?他にダメな部分があるのか?」と無意識に警戒して他のことを勘ぐってしまいます。なので、「私、いつも相手の事を優先に考えちゃって自分の意思を持てって友達には言われちゃうんだよね。」
このように、失敗談として伝えたり、デメリットを先に伝える事で、メリットの説得力が強ます。
失敗談や欠点を言ったほうが親近感を持ってもらいやすいですし、女性は母性本能、男性は保護欲求から守ってあげたい人の性質からも、メリットを伝えたい時には、「両面提示」を意識しましょう。
互いの信頼性がある程度ある場合には、「片面提示」と言ってメリットのみの提示の方が効果的な場合もありますので、相手との関係性や相手の性格、伝えたい事によって「両面提示」「片面提示」を使い分けましょう。
深い関係性へ踏み込む「自己開示の返報性」
人は自分、もしくは相手が共有してくれた話と同レベルの情報を話そうと心理が働きます。また自分の情報を相手に伝えることにより親密度や好感度が上がりやすくなります。これを自己開示の返報性といいます。
なので、会話で「休日は何をしてるの?何時に起きて何時に朝ごはんを食べるの?」と質問攻めをしてしまう方もいますが、それより「僕は休日はいつも2度寝してから12時回って朝と昼を兼ね備えた食事をとってるよ。君は休日何してるの?」と自己開示をおこなってから質問をすることで相手の人は質問にも答えやすくなります。
相手が自分に対して特別な存在になりたいのであれは、まずは自分から情報をさらけ出して知ってもらうことが親密な関係性を築くには大切ですね。
ただ、自己開示の返報性からいきなり相手が返報できないレベルの情報を伝えてしまうと相手は返してくれなくなるので、こちらも相手との関係性から開示する情報を深くしていきましょう。例えば「私、親が2回離婚して今の親父にDVされてんだよね」と言っても関係性がまだ深くない状態なら「あ、あ・・。そうなんだ。大変だね。」と重たさに受け止めきれなくなってしまいます。
頼って好感度を上げる「アンダードッグ効果」
人は弱い立場の人、不利な状況に追い込まれている人を応援したくなる心理があります。これをアンダードッグ効果と言って恋愛にも使う事ができます。自己開示の返報性としても使えて自身の弱みを時折見せる事で相手に親近感を持たせ、信頼関係も深まり守ってあげたくなる気持ちを引き出すんですね。
男性は頼ってもらう事も嬉しいですし、女性からも母性本能から守りたい感情を引き出す事ができます。ただ、乱用してはただのネガティブな人、かまってちゃんになってしまうので、たまに使う事が効果的です。
普段頑張って頼るように見えない振る舞いをしていて、アンダードッグ効果を使うとものすごい効果が高いので、ゲインロス効果(ギャップ)と組み合わせると強いです。
マイナスから距離感を縮める「カタルシス効果」
人は心に溜め込んでいる嫌なことを吐き出すことで心がスッキリします。そしてそれを解消してくれた相手に対して好意を持ちます。これをカタルシス効果と言います。
愚痴やネガティブな内容を聞くのは、良い気分をしないかもしれませんが「聞いてもらえる環境」なんだと認識させることでカタルシス効果により距離感が縮まります。
男性は基本的に競争本能が強いのであまり愚痴やマイナスを人に言いたがらないのですが、女性は嫌なことなど共有して共感を求めやすい傾向にあります。
そして、女性が言う愚痴やネガティブな事に対して男性はすぐにアドバイスを言う傾向があるので、そうではなく承認欲求を満たすような「認める立ち位置」で聞く事で女性は話をしやすく、好感度も上がりやすいです。
相応しい相手を選ぶ「マッチング原理」
人は恋人探しをするとき、自分に釣り合っている容姿・才能・学歴などを考慮して選ぶ性質があります。これを「マッチング原理」と言います。
「外見」が相手と比べて劣っているのなら、「経済力」で補ったり、全面的に相手をサポートする事で「性格面」で補ったりと自分自身が相手に対して何でマッチングできるかどうかを考えて行動する事は大切になります。
また、マッチング原理では、自己評価によって決めるため、必ずしもつり合っているかどうかは重要ではありません。自己肯定感が高ければ誰とでもチャンスがありますし、自信を持っている事で出会いを広げることができます。
運命性を感じさせる「シンクロニシティ効果」
人は全く関わりのない2人がそれぞれ頭で考えていたことが偶然に一致したり、行動が一致するなど、偶然の一致が何度か起きることで運命性を感じるようになります。これをシンクロ二シティと言います。
シンクロ二シティは、偶然的に起こることもありますが、自分で意図的に作ることも可能です。
例えば、
- 気になる相手の人が好きな「趣味」や「音楽」の情報を事前に入手しておき、偶然的に同じ物が好きだった様な演出をする。
- 気になる相手から連絡が来たら「ちょうど今君に連絡をしようと思ったら連絡がきたから驚いた!」とタイミングが一致したことを強調する。
- 気になる相手の行動範囲を知り「偶然的に出会った」様に装う(家を付けたり過剰になり過ぎは厳禁)
この様に偶然の一致が数回起こることで人は「もしかして縁があるのかな?運命かな?」と認識しやすい性質があるんですね。
恋愛に運命性を求めている人ほど、この様なテクニックが効果的なんですね。ただ、自分がその「出会い」に意味を見出した時に、脳が「運命」だったり「奇跡」と素晴らしい物として認識するのです。シンクロニシティはそこに意味を感じたときに初めて起こる心理になります。
なので「恋愛対象外」だった相手に対しては、ただの偶然としてしか片付けられないため、ある程度の好感度確保は必要になります。
左側を重視する「シュードネグレクト効果」
人は、視野に入ってくる情報の左半分の視野を重要視して、他の部分の認識が薄れる性質があります。これを「シュードネグレクト効果」と言います。
無意識的に自分の顔を見るときも左側の方が強く意識してしまいますが、相手からみて注目されるのは右側になるので、髪型、化粧、身だしなみをチェックする場合には自分の右側の意識が大切になります。
これは脳科学的に視野だけでなく聴覚も左側から入ってくる情報を無意識的に注目するため、デートや複数人が集まる場面で気になる人に対して左ポジションを陣取る事は効果的ですね。
座る位置で心理が変わる「スティンザー効果」
人は、座る位置によって相手への印象が変わる心理があります。これを「スティンザー効果」と言います。
アメリカの心理学者「スティンザー氏」の研究では、
- 相手が正面に座る:自分とは反対の意見を持ちやすい
- 自分の横に座る:自分と同じ意見となりやすい
- 自分の斜めに座るとき:ストレスなくちょうど良い
事を明らかにしています。
そのため、好きな人、気になる人と席が一緒になる場合には、正面に座るよりも、隣に座れる、L字で座れるお店の方が親密になりやすいですし、複数人でご飯をする時にも正面に座らず「隣」か「斜め前」に座ることが親密になりやすいです。
協力性が愛を抱かせる「ミケランジェロ現象」
自分の理想像や夢に対して応援してくれる人に、人は強い好意を抱きやすいです。これをミケランジェロ現象と言います。
パートナーの目指す夢を叶えるための協力やサポートを懸命にする事で好感度を持ってもらいやすくなります。夢とか大それたことでなくても、日常でも「料理が上手くなりたい」「朝スッキリ起きたい」などその人が叶えたいことを話したら「料理が上手になるための方法を一緒に考えたり」「朝目覚める方法の提案をしたり」と協力関係になる事で好感度が上がります。
協力関係になれば「あなたの仲間」という位置になり、いつも支えてくれる人に対してはかけがえのない存在になりますので、自然と親密な関係を築くことができます。
周りから攻め込む「ウィンザー効果」
人は直接的に伝えられた情報よりも第三者から伝えられた情報の方が信頼してしまう性質があります。これをウィンザー効果といい、ビジネスにも恋愛にも多く利用が出来ます。
商品販売者が「良い商品ですよ!」と言っても、信じ難いのですが、口コミで「良い商品」と伝えられたら、信用しやすい心理と一緒ですね。
気になる異性から好感度を上げるなら、気になる異性の友達からの好感度を上げておくことで「〇〇君て、凄く良い人だよね」と第三者から情報を伝える事が出来ます。自分から「俺いい人だよ!」と言っても効果はありませんが第三者からの情報は素直に受け取るので周りから攻めるのは効果的です。
また、ビジネスでいうとサクラみたいな物ですが、第三者に協力してもらい自分の良い情報を伝えてもらうのも一つの戦略です。
デートに誘う恋愛心理学
断る選択肢を与えない「YESの法則」
人は自分の言ったことに矛盾を生じるのを嫌う傾向があります。これは一貫性の法則ともいいますが、ある質問に一度「YES」と答えてしまうとそれに関連した内容なら一貫性を保つため「YES」とつい答えてしまうのです。これをYESの法則といいます。
最後にしたい質問とそこまでの道筋だけを考えて質問をすることで「YESの法則」を使うことができます。
「今日いい天気だね〜」
「YES」
「それに暑いね〜」
「YES」
「冷たいキンキンのビールが飲みたいね〜」
「YES」
「じゃあ一緒にキンキンビールが飲める場所行こっか!」
「YES」
このように無意識にYESと答えられるような問いかけでポジティブな内容だと効果的ですね。
断る選択肢を与えない「ダブルバインド」
YESの選択肢しかない質問を投げることで肯定に導く恋愛テクニックです。ご飯に誘いたい時に「ご飯行かない?」と質問を投げかけたら相手は「YESとNO」の回答権を選ぶことができます。
しかし、ご飯は行く前提で「焼肉か寿司屋さんどっちにいきたい?」と質問を投げかけることで回答選択肢は「焼肉か寿司屋」しかないので「NO」と回答する選択肢を選びにくくすることができる心理にできます。
これは「YESの法則」とも組み合わせて使うこともできますし、デートの誘いの成功率を上げる一押しができるので、肯定的な回答をさせておいて本命の質問の時にはNOの選択肢を与えない質問をしましょう。
納得を相手に与える「カチッサー効果」
人は物事の提案を投げかけられる時に、「どうしてだろう?」と疑問を持ちます。なので、理由が一緒にあると「疑問」を減らしOKしてもらう確率を上げることができるのです。これをカチッサー効果と言います。
「寿司屋さん」に誘う時も「あそこの寿司屋さんに行かない?」といきなり聞かれても「なんでだろう」となりますので、「新しくできて美味しいって評判だからあそこの寿司屋さんに行かない?」と理由つけをすることで、「OK」をもらえる確率が高まります。
バツの悪さにつけ込む「ドア・イン・ザ・フェイス」
人は大きな欲求をされた後に、小さな欲求をされると承諾しやすい心理があります。これをドアインザフェイスといい日常的にもビジネスにも使えます。
例えば、お金を1万円貸してもらう事が目的だったとしたら「10万円貸して!」と大きい金額を提示して断られてから「それなら1万だけでもいいからお願い」とあくまでも譲歩している形でお願いすることで、相手は一度断っているバツの悪さからも「10万円は無理でも1万円なら貸してあげるか」と要求を叶えたくなる心理になりやすいです。
ランチに誘う事が目的の場合には「今日仕事終わりに、寿司屋さん行かない?」と誘い断られたら「じゃあ、今日のランチだけでもご飯どうかな?」と譲歩してドアインザフェイス心理を使う事ができます。
いつの間にか承諾してしまう「フット・イン・ザ・ドア」
「ドア・イン・ザ・フェイス」の逆で、人は小さい欲求を徐々にOKしていると一貫性の原理からも難しい欲求をお願いされても承諾してしまう心理があります。これを「フット・イン・ザ・ドア」と言います。
例えば、いきなり「ご飯行かない?」と誘うよりも「お話しない?」→「連絡先交換しない?」→「ご飯いかない?」と順序を踏んで目的となる欲求を叶えるんですね。
フットインザドアはドアインザフェイスよりも、親密度がある程度あると効果的なテクニックで、要求する内容の段階に大きな差がないことを意識した要求が成功する確率を上げるには大切になります。
心地よい返答をする「シュガーランプ効果」
デートの誘いを断られても、返答で心地よい言葉をかけることで、次のデートの提案を断りにくくすることができます。これをシュガーランプ効果と言います。
例えば
「今週の日曜日、映画を観に行かない?」
「ごめんね。資格の勉強をしてて」
「そっか。忙しいならしょうがないね。」
この様な返答で終わってしまう人がほとんどですが、断られた時に「そうなんだ!休日に資格勉強は偉いな!自分も頑張らないとな〜!」の様にポジティブな言葉で褒めるのです。
相手の「断る理由」に対して表現を変えて褒める事で、相手のあなたに対する印象は上がり、次の提案に対しては多少の罪悪感も相まり「応えたいな!」となりやすくなるのです。
デートで断られても「ちょっとぐらいならいいでしょ?」と強引な誘い方をしては、より2人の距離は遠のいてしまうので「シュガーランプ効果」を活用して、次の機会を伺った方がいいですね。
気分が良い時のタイミングを狙う「気分一致効果」
その時の気分によって対象への認知が変化するという傾向があります。このことを「気分一致効果」と言います。
仕事や何かの作業に集中していて、ひと段落ついたタイミングでは、心が晴れやかになりストレスが解消され「人に対して親切で心開きやすくなっている」のです。このタイミングで褒めたり、デートに誘うと効果的であることが分かっています。
ノースカロライナ大学(デビッド・ドラックマン博士)の研究では、作業を終了した直後に褒められた方が大きな喜びを感じ、褒めた相手に対しても好感度も高くなることが分かっているので、何かに没頭した後、緊張状態が解けたばかりの気分が良さそうなタイミングに褒める事で抜群な効果をもたらします。
心に余裕が無い時に、褒めてもデートに誘っても雑音として言葉が相手に届かなくなってしまうので、タイミングを大切に言葉をかけることが大切ですね。また、気分一致効果の一つで天気の良い日の方がデートの誘いも成功しやすい事が分かっています。
デートの誘いや告白はこの時間「黄昏効果」
人の体内リズムが17時~18時ごろの夕暮れ時に、最も不安定になり、思考力や判断力が鈍るため、デートの誘いや告白などが成功率が高くなりやすくなります。これを黄昏効果といい、恋愛でもその時間を目掛けて、交渉をすれば良いので難しいテクニックは必要ありません。
交通事故も一日の中で特に多く発生する時間帯で、洗脳状態を作り出すのにも有効的なので、もし通常時には断られていた事でも黄昏効果を活用する事で「告白が成功する」「デートの誘いに応じてくれる」可能性も増えます。
デートに誘う時も「YESの法則」や「ダブルバインド」を使うことで感覚的に判断してしまうのでより成功率が上がります。ただ、これに頼り過ぎてもダメなので最後のダメ押しぐらいで活用した方がいいですね。
惚れさせる恋愛心理学
美味しい食事で好印象「ランチョンテクニック」
デートの時、美味しい食事を共にすることで親近感や好印象を持てせる事をランチョンテクニックと言います。
食事が美味しいだけで食事した相手に対して好意的な評価となりやすく、食事中に嫌な臭いがする場所で食事するだけで相手に対しても否定的な評価となりやすいので、デートでのお店選びはとても大切です。
だからこそ、食事では「美味しいね」「楽しいね」とポジティブな声を掛けることでより楽しい印象を与えることができます。「あれ?思ったより美味しくないな」なんてネガティブな事を言ってしまうだけでも、食べ物に対してだけでなく、貴方に対して否定的な評価となりやすくなってしまうので注意が必要です。
素敵な雰囲気が重要「フィーリンググッド効果」
自分自身や相手の感情や印象が、環境や周りの雰囲気によって良い印象だったり、悪い印象になるだど変化します。これをフィーリンググッド効果と言います。
良い雰囲気で出会うだけで相手からの魅力度は高まり、悪い雰囲気で出会うと同じ人でも魅力度が低くなってしまいます。だからこそデートでは雰囲気が良い所をチョイスことはとても重要です。
研究で「お花がある部屋」「ロマンチックな音楽が流れている場所」でのデートの誘いに応じて貰える確率が上がる研究データもあるように、デートをする時だけでなく「デートに誘う」「告白する」等のお願い事をするときの場所の雰囲気を重要視することはとても大切だとわかりますね。
言葉で印象付け「マーキング法」
会話の中でポジティブな言葉を強調して伝えることで、発した人の印象がポジティブな人だと認識され魅力的に映ります。これはマーキング法の一つであり、伝えたい印象となる言葉を言うときだけ、少し声を大きくしたり、高くする事で相手に言葉の印象付けを行うのです。
例えば、「仕事の休憩で一息つくコーヒーが”好き”なんだよね!”素敵”な時間が流れてる感じがするし、お菓子も一緒にあれば”幸せ”だね〜。」このような話でも「好き」「素敵」「幸せ」のポジティブワードを強調する事で、細かな内容を覚えていなくても「明るく楽しい話をする人」と良い印象となります。
自分が話すだけでなく、相手がポジティブな言葉を言ったときに繰り返すというマーキング法も効果的です。
例えば、
「このお店好きなんだ」
「そうなんだ!”好き”なんだ!何が”好き”なの?」
——————-
「この曲素敵だな」
「本当だ。”素敵”だね!」
このように、ポジティブなキーワードに焦点を当てて、繰り返し強調して会話をする事で、好印象を与えることができるんですね。マーキング法を意識する事で相手の人に無意識的に自分が与えたい印象を刷り込むことができるので、効果的な会話テクニックになります。
ギャップで攻める「ゲインロス効果」
人は自分が相手に持った印象とは違った時に、強く印象が残ります。これは、プラス面でもマイナス面でも同様です。例えば、悪そうな風貌だけどちょっと親切しただけで「良い人」に見える現象ですね。
では、最初に悪そうな印象を与えないといけないのかといえば、そうではありません。自身が持たれているであろう先入観と、その真逆の要素を取り入れれば上手にギャップ攻めができるようになります。
いつもおチャラけたイメージだけど、凄く真剣な所を見せる。真面目そうに見えるのなら「少しユーモア」を混ぜる事で、とっても面白い印象になります。また、外見的な部分でも効果があります。普段メガネを掛けてるけどたまにコンタクトにする。普段私服で会ってるけど、次はスーツで会う等です。
今の自分の外見や振る舞いは相手にとってどのような印象を持たれるか自己分析をしている事が大切ですし、それを理解した上でどのように相手に印象付けるかでモテる演出ができます。
ちなみに、普段すごく優しく礼儀正しい人が、ちょっと人に冷たくしたら「凄く冷たい」印象を受けるので、自身の印象から真逆のマイナスとなる要素はとても気をつけなければなりませんね。
3回目までが重要「スリーセット効果」
人が誰かと出会ったら、3回目までに相手に対する印象を決めてしまうという性質があります。これをスリーセット効果と言います。
人は無意識的に、第一印象で相手の印象を決めて、2回目に相手の印象を確認し、3回目に相手の印象を固定化するのです。1回目から3回目まで徐々に「この人は〇〇な人」とラベルを付けていくんですね。
1回目に良い印象じゃなくても2、3回目で良い印象になるギャップを見せることで心理学の「ゲイン・ロス効果」により、印象が逆転することも可能になります。「無口だけど優しい人」「チャラそうだけど芯がしっかりとしている人」などでより良い部分が引き立つこともあります。
心拍数を上げて惚れさせる「吊り橋効果」
人の心理として胸のドキドキ感が恋愛感情と結びつけてしまう効果を吊り橋効果といいます。恋愛心理の中でもかなり有名です。興奮や運動後のドキドキ感も吊り橋効果同様に異性と関わる時のドキドキ感が似ているので脳が錯覚を起こしてしまうんです。
気になる異性を吊り橋に連れていく必要はなく、ジェットコースターやお化け屋敷、また興奮する映画を観たり、音楽フェスやライブに行く、一緒にスポーツをしたりでドキドキして心拍数が上がるので、親密な関係性を気づく一つのツールになります。
物理的に心の距離感を潰す「パーソナルスペース」
人は親しい人との距離が近くても不快感を感じることはありませんが、親密度が低い人とは近い距離だと不快に感じてしまいます。これをパーソナルスペースと言って個人差はありますが「家族や恋人」との距離は45cm以内とされています。
なので、物理的に45cm以内に踏み込むことで「こんなに近しい距離を許したのだから親密な関係性なんだろう」と脳が認識するので、物理的に踏み込む事が効果的です。
実際に体をグイグイと近づけても、より警戒心を持たれて避けられるだけなので、自分が身につけている物だったりスマホなどを気になる異性の近くにさりげなく置くことでも効果があるので、食事の時にでも、さりげなく気になる異性の45cm以内の近くに置いておくなどしてみましょう。
グッと関係性を深める「暗闇効果」
周辺が明るいよりも暗めの場所で関わっている方が好意を持ちやすい傾向があります。これを暗闇効果といいます。気になる異性とより親密になりたい場合には、暗めの環境下で話したり、コミュニケーションを取った方が効果的です。
人同士コミュニケーションを取る時には、相手の顔の表情を伺いながら会話をする内容を選んだり、自身の振る舞いなどにも意識が行きます。なので、なかなかハッキリと物事を伝えたり積極的に行動が取りにくいのです。一方暗闇だと相手の顔色を伺いながら会話をする必要が少なく「解放感」が得られるので積極的なコミュニケーションをとる事ができるのです。
気になる異性と関係性を深めたいのであれば、明るい場所よりも暗い環境で会話をする方がいいですね。具体的に、暗闇環境としていいのが「BAR」ですね。暗闇環境でお酒も入るので次のフェーズにも進みやすい環境が整っています。
相手の心理を揺さぶる「好意の返報性」
人は、好意を寄せられた相手に対して好意を寄せてしまう性質があります。これを返報性の法則といいます。なので、好意を伝えることで相手も自身について関心を持ってもらいやすくなります。
しかし、いきなり全力で好きアピールをしてしまうと、相手は引いてしまう恐れもありますし、格下げによっていつでも手に入る存在として扱われる可能性もあるので、「もしかして自分のことが好きなのかな?」くらいの好意を行うと、相手の心理は揺れ動き貴方に対して大きな関心を持ちます。
間接的に好意を伝えたり、冗談っぽく好意を伝えたり、好きである確信を持たさない好意を伝える意識です。例えば「手が可愛いね!」「何かに一生懸命なの好きだな〜!」のように間接的に好意を伝える感じですね。
理解を示し好感度を上げる「自己是認欲求」
人は自分のことを褒めてくれたり、理解してくれる人に対して信頼して好感度が上がります。自分のことを認めて欲しい理解してほしい欲求を自己是認欲求と言い、異性に対して、理解を示してあげることで好感度が大きく上がります。
心理学ではよく「ジョハリの窓」という考え方が使われますが、褒めるべき窓は「秘密の窓」です。
秘密の窓とは「自分は知っているが他人は知らない自分の性質」のことを言います。
ここを狙って言葉を使って伝えましょう。外見よりは中身を褒めた方が信頼されて好感度は上がりやすいです。
「秘密の窓」を褒める時には「一見、いつも明るく振る舞ってるけど、時々すごく寂しく感じる事ない?」のように人間の本質として当たり前に持っている正反対の事項を伝える事で、強烈に自己是認欲求を満たす事が出来ます。
特別な存在になれる「自己拡大欲求」
人は自分の知らない魅力に気づいたり、気づかされたりする事を自己拡大といい、自己拡大に対し大きな喜びを感じます。自己拡大をしてくれた相手に対しては「自分の魅力を引き出してくれ成長させてくれる人」として好感度が大きく上がりますし、自分のことを理解してくれてい人として特別な存在として認識されやすくなります。
心理学での「ジョハリの窓」で言うと、褒めるべき窓は「盲点の窓」そして「未知の窓」です。
盲点の窓は、「自分は知らないが他人は知っている自分の性質」です。未知の窓は、自分も他人も気付いていない、あるいはまだ開発されていない性質です。
本人は気づいてないであろう事柄をしっかりと観察することによって気づき、相手に伝える事が大切になります。難しい場合には、悪用は厳禁ですが「曖昧な」でさも貴方だけに当てはまるかのような言葉で相手に信じ込ますバーナム効果を使う方法も効果的です。
「盲点の窓」を褒めるには、「ムードメーカーだよね」とか「素敵な雰囲気だね」のような曖昧な内容で褒める。
「未知の窓」を褒める時には、例えば、「なんだか不思議な魅力があるね!」「なんか素敵な雰囲気だなぁ」の様に、「なんか」のように自分も確信はないけどポジティブな内容で曖昧に褒める事でも「確証バイアス」によって人間は自分にとって都合のいい情報を受け取る傾向があるので、ポジティブな感じに伝えると効果的ですね。
秘密を作って相手を引く「ツァイガルニク効果」
人は完結したものや完璧なものよりも、未完成の方が強く印象が残ってしまいます。これをツァイガルニク効果と言います。ドラマやアニメでもクライマックス部分が近づき次の話に回されると、すごく続きが気になり心の中に印象強く残りますよね。
恋愛においてもこれと同様で、連絡のやりとりが盛り上がってもっとやりとりをしたい時、デートがとても楽しくもっと一緒にいたい時にあえて、切り上げるのです。そうする事で「次早くやりとりしたい」「早く会いたい」と相手に印象つける事ができるのです。
デートでは、名残惜しいくらいで終わらせることでより「次の機会」に繋がりやすく、相手の食いつきも良くなります。異性と関わっている時にも、自分の全てを話してしまうのではなく、少し秘密部分が隠れていた方が惹かれるので、自身のことを話す内容も小出しにする意識にすることで相手は興味を持ってもらいやすくなります。
一番楽しい時間をゴールに「ピーク・エンドの法則」
人は一つの出来事に対して、楽しい事があっても最後悲しい事で終わってしまえば、その出来事は悲しい思い出として強く残ってしまいます。これをピークエンドの法則と言います。終わりよければ全て良しということわざがあるように、最後の瞬間こそ重要になるのです。
なので、連絡のやりとりでもデートでも、長時間に渡りズルズルと連絡のやりとりをしたり、デートをズルズル長引かせてしまい「なんだか疲れたな」て印象で終わってしまうと楽しかった時間があったとしてもネガティブな印象が残りやすくなります。
最初ネガティブな出来事があったとしても最後に楽しいことを持っていくことでポジティブ印象が強く残るので、デートプランでも最後に楽しい物を持っていくと効果的ですね。
禁止を作って興味を引く「カリギュラ効果」
人は自分自身で選択や決定をしたいという性質、自由を奪われたくないという本能により、禁止されるほどそれを欲したくなる心理があります。これをカリギュラ効果といい、ダメだと言われる物により興味を持ってしまうんですね。
例えば、「これは絶対に見ちゃダメだよ」「触っちゃダメだよ」と言われると無性に見たく触りたくなっちゃうのと同様です。カリギュラ効果をうまく使う事で、好意の強さが段違いになるので、うまく使う事でより惚れさせる事ができるテクニックです。
デート中に「これ以上君といると離れたくなくなっちゃうから今日は帰るね!」のように「これ以上〇〇するとこうなるから、今はやめよう」で禁止を作る事で相手は「もっと〇〇したい」となります。
他にも「付き合うのは辞めておいたほうがいいと言われるポジションを作ってる」「モテる相手に対して全く興味がない振る舞いをする」なども効果的です。
ただ、興味がないものに対して禁止されても興味が湧くことはありません。なので、自身に興味がある状態でカリギュラ効果を行ったり、相手の興味を引いた後に禁止事項を作る事で、求める好意はより強くなりますよ。
結果が事実を作る「認知的不協和理論」
矛盾によるモヤモヤを解消しようとして、その矛盾を正当化しようとする心理を「認知的不協和理論」といいます。
例えば、「あの人を助けた」→「なんで?」→「大切だから(認知的不協和理論)」となります。このように大切だと認識をしていない状態でも「助けた」事実により後になり「大切だから」矛盾を正当化するんですね。
「悩み事を聞いてもらう」「お試しで付き合ってもらう」など事実をとりあえず作ることは心理的に効果的なんですね。また「既成事実を作ってしまった」→「なんで?」→「好意があったから(認知的不協和理論)」のような心理作用もあるので「認知的不協和理論」を使った悪用は厳禁です。
ずっと惚れさせる恋愛心理学
信頼して関係性を良くする「ピグマリオン効果」
人は期待をかけられるとその期待に応えようとする心理効果があります。これをピグマリオン効果と言い、教師期待効果(きょうしきたいこうか)、ローゼンタール効果とも呼ばれたりもします。
この効果は複数の研究でも証明されており、勉学・スポーツにおいて、プラスの期待をされることで成績が上がることが分かっており(ピグマリオン効果)、逆に周りから期待されていない事で成績が落ちてしまいやすい(ゴーレム効果)ことも明らかにされています。
浮気して欲しくないなら「君のこと信頼してるよ!」と伝えることが効果的です。逆に「君浮気しそうだから不安だな・・・」のように伝えてしまうと浮気しやすくなります。
一緒にいつまでもいたいなら「君とならずっと一緒に入れるんだろうな」と伝えましょう。不安だとしても「君といつ別れるか分からないよね」と伝えてしまえば別れやすい状況になってしまうので相手への伝え方は重要です。
誰にも邪魔をさせない「クロージング効果」
外側と内側からカップルを閉じ込めて、周りには介入させない状態を作ります。これをクロージング効果と言い、周囲に異性との親密性を言いふらして他の異性が近づく事ができない状態を外側に作ります。
そして、内側ではカップル同士でしか知り得ない秘密を作るのです。これを秘密の共有と言い、2人だけの秘密を作る事で親密度が大きくあげる事ができるのです。
意図的に二人だけの秘密を作ったり、すでに付き合っている状態なら付き合っていることを周りに伝える事で、クロージング効果が期待できます。
長い関係性を作り出す「相補性理論」
付き合う前は共通点によって親密度が上がったり、好意を持つ事が多く類似性理論が重要なのですが、相手との関係性を長くしたいのなら、相補性理論こそ重要になってきます。相補性理論とは、自分とは違った性格や得意な部分に惹かれることを言うのですが、長く一緒にいるためには互いが足りない部分を補う事が大切になります。
どうしても好きの感情だけでは長く一緒に居続けることは難しいです。自分にできない事で尊敬し合う関係性こそ長く付き合い続ける事ができる一つの秘訣なのです。
なので、長くその人と関係性を築いていくには、その人が持っていない物を提供し合う必要がありますし、常に自分の努力をする意識を持っておくことは重要ですね。これは長く付き合い続ける上で理想的な形とも言えます。
物理的な距離が大切「ボッサードの法則」
恋愛において、男女は物理的に住んでいる距離が近しいほど、心の距離も近づきやすいことが分かっています。この心理を「ボッサードの法則」と言います。
アメリカの心理学者ボッサードの研究で婚約中のカップル5,000組を調査したところ、2人の物理的に住んでいる距離が離れているほど結婚に至る確率は低かったのです。
お互いに会うための距離が近いほど、時間や費用など負担が少なく関係性も深めやすいのは事実なので、可能な限り互いの距離が遠くになることは避けたほうがいいですね。もちろん、遠距離だとしても連絡ツールを上手に使い、互いに努力をすることで心理的な距離を近づけ続けることもできます。
コスト掛けさせ沼らせる「サンクコスト効果」
人間の心理として費やした物が大きければ大きいほど深みにはまって抜けられなくなります。これを「サンクコスト(埋没費用)効果」と言います。また、「コンコルド効果」とも呼ばれます。
ゲームやギャンブルにも、サンクコスト効果が関わっています。例えば、クレーンゲームで景品を獲得する為に、使うお金がどんどん増えていき「こんなにお金をかけたんだから、商品をゲットするまでやめられない!」と今まで使ったお金を無駄にしたくない思いから合理的な判断ができなくなってしまい、割に合わない投資をどんどん続けてしまうのです。
このサンコスト効果を恋愛に利用するなら「できる限り相手にコストを掛けさせる」事で、自分から離れられなくさせてしまうことができます。コストは「お金」「労力」「時間」と様々です。
例えば「交際費を相手に多く出してもらう(お金)」「デートでは相手の方が遠い距離移動してもらう(労力)」「相手に相談に乗ってもらう(時間)」等コストを掛けてもらうのです。
相手に対してコストを掛けることで、自分がしてきた行動を否定したくない心理が働き、コストを掛けた相手の人に対し無意識的に依存してしまうのです。
嫉妬で恋心に火を点ける「嫉妬のストラテジー」
人は好きなものを独占したい独占欲があります。なので、気になる相手が誰かに取られそうになる事で嫉妬心が生まれて、強い好意を沸き立たせる事ができます。これを嫉妬のストラテジーと言い、友達関係から一歩踏み出す事が出来たり、相手からの告白を促すにも効果的な方法です。
実際に気にはなるけど好きかどうか分からない相手に、他の異性が接近することで、自身が嫉妬してしまい好きだと自覚させられるなんてこともがあるように、嫉妬は恋心を沸きたて好意を向ける事ができるのです。また、マンネリ防止策として、恋人が他の人からの魅力があることを知ることで、パートナーを異性として再認識するにも効果があります。
例えば
- 気になる異性の前で他の異性と仲良くする
- 他の異性が近くにいる匂わせをする
- 他の異性から口説かれていると第三者から聞かせる
などで嫉妬心を脇立てる事が出来ます。
しかし、嫉妬のストラテジーはネガティブな感情から好意を沸き立たせる行為なので、脈がそもそもなかったり、その後のフォローができなければ、逆効果になります。なので、使いどころも重要ですし、気になる異性との関係性や性格の見極めも必要なので、使うどころに注意です。
離れさせなくさせる「依存性の原理」
依存と言えば「お酒」「タバコ」「ギャンブル」などがよくあげられますが、これの心理としてはどれも似た心理で「お酒を飲んで満たされる」→「お酒が抜けてイライラと不安が大きくなる」→「またお酒を飲んで満たされ安心する」の3ステップの繰り返しこそが依存のテンプレートになります。
つまり「満ちる」→「不足」→「満ちる」の繰り返しが強い状態こそが依存になるのです。
「満たす」には、その女性の自己是認欲求を常に満たしてあげる事です。認める、気づく、褒める等で相手が精神的に満たされる状態を生活の一部として習慣的に作るのです。そして、満たした後にあえてこれまで行ってきた行動をやめて「不足」させるのです。すると、相手は自分のことを考えさせる時間も増やし、あなたの事ばかりを考えさせる状態を作り出す事ができるのです。
そして、「再び満たす」のです。この満たしは最初の満たしとは違って、不安から解消されるので、感情の揺れ幅がとても大きくなるのです。この感情の揺れは、恋愛感情に発展させるためにとても重要な役割もしており、この揺れ幅が大きければ大きいほど依存度も大きくなるのです。
「あなたがいなければ生きていけない」と言えるほど、強烈に依存させる状態さえ作り上げる事が出来てしまうので、やり過ぎはダメですし悪用は厳禁です。また、性格によっては自立心が強ければ「不足」部分で離れられてしまいますし、性格にあった「満たし」「不足」量の調節が必要です。
依存が強い状態では理想的な長期化ではありませんが、どんな事も満たされ続けていると当たり前に感じてしまうので、少しの不足を感じる事で満たされたときの有難みは大きいですね。
まとめ
恋愛心理学で惚れさせる方法を49選お話ししました。全てを使う必要はありませんが、人の感情がどのような理由でどういった印象を心理学の面から理解できるので、日常・恋人に対しての適した行動を意識することができるようになりますよ。
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