共通点、共感性を感じると人は相手に対し好感度が上がり、親密な関係に発展しやすくなることがわかっています。また、外見や行動が似ていることで好意も上がりやすい事を「シンクロ効果」ともいいます。共感性やシンクロ効果を意図的に相手に感じさせる方法を「ミラーリング」といいます。
ミラーリングのやり方
気になる異性の仕草や癖、話し方、言葉遣いなどを真似することで意図的に好感度をあげることができます。
相手のさりげない仕草を真似したり、話し方のペースを合わせたりとミラーリングしましょう。ミラーリングなので、相手が右手で髪の毛を触っていたら、自身は左手で髪の毛を触ります。
言葉のミラーリング
ミラーリングでは、相手の仕草だけでなく、表情やテンションを合わせたり、会話のスピード、声のトーンをを合わせることでも効果を発揮します。
また、「機能語」と言って言葉の使い方が似ていることでも好感度が上がることがわかっています。例えば、語尾の終わりが「〜だね!」「〜だよ!」「〜だぜ!」と同じだったり、疑問時に「〜かな?」「〜だっけ?」「〜ぽい」、言葉繋ぎでは「てゆうか」「つーか」「てか」など様々な場面で言葉が似ていることで好感度が無意識的に上がり、デートしたいと望む確率が、そうでないカップルに比べ約4倍も高いことがわかっています。(米テキサス大学)。
連絡のミラーリング
SNSやLINE等で連絡取り合う時もミラーリングは重要になってきます。声や表情が見えない分、文章でのミラーリングは効果的になります。送られてきた文章量に合わせたり、文章スタイル(絵文字を使う、使わない)を合わせる、返事する時間感覚を合わせるなどでミラーリングが効果的になります。
ミラーリングの注意点
ミラーリングも不自然すぎて相手に気づかれないように無意識に印象を植え付ける必要があるため、さりげなさが重要になります。あまりにも露骨すぎてしまっては相手に不快感を与える恐れもありますので、全てを真似する必要はなく相手の行動や言動の一部をさりげなくミラーリングすることが大事になります。
また、ミラーリングも相手が動いた仕草や態度を、即座に真似してしまうと相手に気がつかれやすいので、数秒相手から自分の仕草をミラーリングするようにワンテンポ置いてからの方が効果的になります。
ネガティブなミラーリングはしない
相手の人が「貧乏ゆすり」「腕組み」「やる気ない表情」などのネガティブな仕草や表情をしていて、そのようなマイナスなミラーリングは避けた方がいいです。当然ですが、相手にもネガティブな印象が深まり、相乗効果で印象がマイナスになってしまいます。
まとめ
ミラーリングは、恋愛心理学の一つで無意識的に好感度を上げる方法として活用できますが、恋愛だけでなくビジネスやコミュニケーション全般で効果を発するテクニックになります。
相手との心の距離を近づけて親密度を上げたい人は活用してみてくださいね。
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