今回お話しする内容は、悪用すれば危険度が高く沼らせてしまう方法になります。なので道徳的にもよくないのですが、自分がこの状態に陥っていることを認識すれば、この沼から脱出する事が可能になるので脱出の手助けができる話でもあります。
なので、悪用厳禁をお約束頂き、ご覧ください。
プライベート、仕事でも「ここまで労力を注ぎ込んだから途中でやめるのはもったいない」のような事はありませんか?
ギャンブルで「こんなにお金を使ったしここでやめたら全て無駄になる。取り戻す為にも途中でやめられない!」と負けても負けても使い続ける人がいるように、人間の心理として失った費用が大きければ大きいほど深みにはまって沼っていくのです。
これを「サンクコスト(埋没費用)」効果といいこれを利用する事で、相手が自分に無意識に依存してしまうのです。
悪用は厳禁ですが、今回、サンクコスト効果を使って貴方のこと以外考えられなくなる呪いのようなテクニックをお話します。この効果を知る事で、貴方が相手に対してこの状態になっていないかも客観的に確認できますよ。
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相手にコストを掛けさせ依存させる
このサンコスト効果を利用するのなら「できる限り相手にコストを掛けさせる」これに尽きます。コストと言っても「お金」だけではありません。「お金」「労力」「時間」と3つに分けられます。これらのコストを使わせることによって見返りを求めてしまうのです。
その人にコストをかけた手前、「一貫性の法則」も働き、「この人と一緒にいる事は絶対に正しいはずだ・・・」と自分がした行動を否定したくない心理が無意識に働いてしまい、どうしても合理的な判断ができず「この人は素敵な人!」と思い込んでしまうのです。
具体的に「お金」「労力」「時間」をどのように掛けさすのかをお話します。少しでもいいので相手側が何か負担をする形をとることができればいいのです。また、「感情」も強く自身にかけさせてしまう事でより依存状態を作る事ができます。
では、サンクコストを掛けさせる具体例をお話しします。
サンクコスト表
「お金」をかけさせる
- 食事代を少し相手に多く出してもらう
- 自分があげるより効果な誕生日プレゼントをもらう
「労力」をかけさせる
- デートではできる限り相手の方が遠い距離移動してもらう
- 次のデートでお店選びや予約をお願いする
「時間」をかけさせる
- 相手に時間をとってもらい相談にのってもらう
- 映画やアニメのおすすめして観てもらう
「感情」をかけさせる
- 相手の友達や親にパートナーとして紹介をしてもらう
これらをするだけで、相手に対して依存度がどんどん高まっていきます。例えば、もし彼女や彼氏に浮気され、正しい行動としては別れる事だと分かっていたとしても、これまで相手に費やしてきたコストを考えると、別れる事の恐怖をより感じてしまうのです。
そのため、相手の浮気を許してしまったり、どうにか浮気をもうしないように説得したりと、コストを無駄にしないための行動をおこしやすくなってしまうのです。
因みに、恋愛心理でも有名ですが、浮気したことがある人は、統計的にまた浮気をしやすいです。
また、サンクコストを掛けさせる為に、相手にお願いごとをして「何かしてもらう」事も相手側から好意を持たれる一つのテクニックになります。認知的不協和、返報性の法則、母性本能など様々な心理が絡まり「お願いごとをされる」ことで好感度も上がりやすいのです。
ただ、これを悪用することで何人もキープしつつ長期的に付き合っている人もいます。いわゆる「ダメ男」「ダメ女」にあたる人ですが、相手にお金を出させたり、お願いするのが上手なんですね。わがままだったり自己中的な人が何故かモテてしまうのも心理的には的を得てるんですね。
依存させるための3ステップの法則
では、ここまできたらすでに下準備が整い、後はさじ加減を間違えなければ依存からより抜け出せなくなる状態を作り出す事がでいます。
依存を強く感じて感情の揺れ幅を大きくなるときは「コストをかけたものが失いそうになった」時です。つまり、「コストかけさせる」→「失いそうになる」不安状態を作るのです。そして最後に「安心させる」を行う事で、依存度が物凄い強くなってしまうのです。
好きな人にコストをかけて投資して、別れる状況になってしまえば、コストを掛けた側は投資が無駄になってしまう不安も無意識的に一緒に襲ってくるので、より「失いたくない」感情が強くなるのです。
「失いそうになる」不安状態も相手との関係性や相手の性格によって調整をします。
弱い不安状態を作るなら
- 普段よりも素っ気ない態度で接する
- 連絡頻度を落とす
- スマホをみせない
強い不安状態を作るなら
- かなり冷たい態度で接する
- 連絡をあえて無視をする
- 何をしていたか教えない時間を作る
この不安状態を作り出す事で、相手の女性に自分のことを考えさせる時間も増やし、あなたの事ばかりを考えさせる状態を自動的に作り出す事ができるのです。
最低ですが、モテる人は相手の関係性や相手の性格を見極める事ができるので、このサジ加減が絶妙で、どんどん依存させる事ができるのです。逆にモテない人は、ここのさじ加減が下手なので、「不安状態」を大きく作りすぎてむしろ冷められるパターンが多いです。
そして、「不安状態を作ったら」→「安心させる」を最後に行います。「普段状態」に戻すか「それ以上」に不安要素だったことを解決する様、相手に接してあげるのです。
こうする事で、不安感を一気に解消させる事で、感情の揺れ幅がとても大きくなり、より無意識的に依存度が高くなります。更に「不安→不安解消」となる要因に脳は依存しやすくなる性質があるのでこの3ステップ法則は、悪用するととても危険なんです。
実際に「なんであんな最低な男、あんな最低な女と付き合ってるんだ?」と周りから見たら不思議でしかない事でも、このようにサンコスト効果によって離れる事ができない依存状態となってしまっている場合もあるのですね。
この法則を知り、自分が相手にコストを掛けすぎてどんどんハマって抜け出せない呪いのような状況になってしまっていた場合には、このサンコスト効果を自覚・認識する事で、自分の心情を冷静に分析する事ができます。
なので、認識した上で、「この先この人に本当にコストを掛け続けるメリットがあるのかどうか」をコストを掛けていない初期値だったと仮定して判断する事が重要になりますよ!
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