「浮気」は、幸せな恋愛を根本から壊してくる悪魔のような存在です。「浮気」を知った瞬間は、怒りや悲しみ、虚しさ、すべてのマイナスな感情が一度に襲ってきて体が凍りついてしまうような感覚になってしまいます。
永遠だと思っていた恋はまやかしにしか思えなくなり、何度も何度も浮気されたことを思い出してしまい、心はズタボロになっていき、相手のことを心から信頼できなくなってしまう程、人間不信になってしまいます。
「自分の接し方が悪かったのかな?」「愛を伝えられてなかったのかな?」と浮気された方が自分を責めて悩んで苦しむ場合もありますが、「浮気する人」はスキさえあれば浮気しますし、「浮気しない人」は誘惑されても断ります。
なので、浮気されたくない人、浮気しない人を判断したい方に向けた浮気をしない人の特徴を科学的な観点からお話ししていきます。
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倫理観がある人
浮気をする人かどうかは、浮気に対する価値観がかなり影響してきます。「浮気は悪いことだしあってはならないこと」の様なしっかりした倫理観をある人は浮気をその場で踏みとどまる事ができますが、「浮気はバレなければ大丈夫」の様な価値観を持っていたら浮気に対して対してとどまることがなく浮気しやすいです。
2017年の423人を対象にした研究で、浮気をしない最も重要な理由を調査した結果、「倫理」「他人に与える影響(特に相手のパートナー)」「子供に与える影響」「1人になる恐怖」でした。
ここから分かるように浮気に対する価値観、周りに対する「配慮」や「責任感」をしっかりと持っている倫理観がある人かどうかがとても重要になります。また、浮気をしたら許されない「危機感」を持っていることも重要ですね。
真面目な人
日常的に理性的な行動ができ、「やるべき事」を優先的に取り組むことができている真面目な人と「したい事」を優先してしまい他やるべき事が疎かになってしまう不真面目な人では、不真面目な人ほど浮気しやすく真面目な人ほど浮気しにくいです。
脳の研究で、欲求を抑えたりするときに働く「前頭前野領域」の活動が高くなっているほど浮気衝動を抑えることができることがわかっています。つまり、本能のままに動くのではなく理性的に行動をするためには「前頭前野領域」が活発に活動することが重要です。なので、日常的に本能的な欲求に素直で理性で抑えることができていない人は「浮気」しやすい傾向があるのです。
例えば、浪費家でありお金の使い方に計画性がなかったり、お酒の飲み過ぎで失敗を繰り返していたり、課題などやるべきことを何度も後回しにしてしまい期限内に終わらせることができなかったりとしている人は浮気をしやすいですね。
協調性がある人
思いやりがあり、周囲の人たちの事を考えて譲り合いができる協調性や思いやりがある人は「浮気しにくい」です。逆に、他人に対して配慮や思いやりに欠けた行動をとる人は「浮気しやすい」です。
協調性がある人は、自分より他人を優先的に考える性質があるので「浮気したらパートナーが傷つくよな」「浮気したら相手パートナー関係を壊してしますよな」を考え問題が起こる行為を控え浮気をしにくいです。協調性がなかったり、パーソナル障害を抱えている人は浮気をしやすい事がわかってます。
ただ、アメリカ・オハイオ州立大学の1577人を対象にした研究で、協調性が1レベル増加するごとに不倫される確率が3倍になり、協調性が高いことで浮気されやすくなりますので、協調性がある人は「浮気をしにくい」けれど「浮気はされやすい」と悲しい現実があります。
謙虚な人
謙虚な思考の持ち主の人は浮気をしにくく、「自分は特別」「自分は選ばれしもの」の様なナルシスト思考の持ち主の人は浮気をしやすいです。
ナルシストは、自己中心的で自分は特別である意識が強いため、自分に特定のパートナーがいても気になった人に声をかける傾向があり「自分にはもっと相応しい人がいる」「モテる自分は複数の異性が自分の周りにいる」と浮気をする思考が根付いてしまいやすいです。
しかし、パートナーに対して「自分には勿体無いくらい!」と尊敬し、謙虚な思考を持ち「この人を手放したら次はない」と考える事ができている人は浮気をしにくいです。
承認欲求が高くない人
「自分を見てほしい」「自分を認めてほしい」様な承認欲求が過度に強い場合には浮気をしやすいです。誰にだって承認欲求はありますが、パートナーとの関係性が良好でも承認欲求が強い人はそれだけでは満足できなく、もっと他の人から認めれたい欲求でいっぱいになるのです。
そのため、恋人以外からも関係を持つことで「モテる=認められる」となり、浮気をしやすいのです。
承認欲求が強い人は、基本的に自己顕示欲も強く「自分の存在を示したい」ので普段の行動でも分かりやすく「自慢が多い」「ブランド物を好む」「露出が多い」などの行動が目立ちます。
浮気してる友達がいない人
人は共感能力があるため、身近の人の良い影響も悪い影響もどっちもを受ける性質があります。そのため真面目な友達が多くいるのなら浮気をしにくいですし、異性に対してだらしがない友達が多いのなら浮気をしやすいのです。
「浮気している友達」が身近に多いのなら「周りが浮気してるから大丈夫!」の様に、それだけで浮気のハードルが下がり、思考にも影響を与えるのです。「浮気しない真面目な友達」が身近に多いのなら「浮気はしてはいけないこと」だと思い行動に移しにくいのです。
本人のことだし友達は関係ないとも思いたいのですが、科学的に関係してくるのが事実です。
精神的に安定している人
精神的に安定していて、相手のことも信頼をすることができている人は浮気をしにくいです。しかし、精神的に不安定だった場合には、「寂しかったり」「喧嘩をしたり」「嫌なことあったり」すると「相手が自分の事を好きじゃなくなった」、「もう自分は捨てられる」等、感情の起伏が激しく、精神的に不安定になりやすくすぐに相手の事が信じられなくなり浮気をしやすくなります。
自分が捨てられても大丈夫な様に防御策の一つとして、他の異性との関係性を作ることで安定を求めたり、異性に悩みを相談をすることで浮気に繋がったりと、精神的に不安定な場合には浮気をしやすい性質を持つのです。
安定して自立をして、互いに信頼し合うことができていれば、パートナーと話し合うことで関係が悪くなっても修復しようとするので精神的に安定をしていることは重要なことです。
平穏を求める人
テストステロンが高くない人は、平穏や安定を求める傾向があります。しかし、テストステロンが高い人は、好奇心旺盛だったり、ドキドキする様な冒険心溢れて新たな刺激を求める特徴があります。このテストステロンと浮気には正の相関があり、外向的であり日常的に活動的なので必然的に異性との出会いの場も増え浮気する確率が上がります。
さらに、テストステロンが高いことで性欲も強くなり、女性にとって男性らしさもあることから、モテやすくなり浮気する機会も増えてしまいます。テストステロンが高いから浮気するわけではありませんが、「性欲」と「出会いの場」「魅力」が増える、そして、好奇心旺盛であることからも必然的に浮気する可能性が増えてしまうんですね。
テストステロンは、女性よりも男性の方が圧倒的に多く分泌されるのでこの傾向は男性の方が多いです。
浮気の経験がない人
一度も浮気をしたことがない人は浮気をしにくいです。しかし、過去に一度でも浮気をした経験がある人は浮気しやすいです。
アメリカのデンバー大学の研究(Archives of Sexual Behavior)で、恋人のいる18~35歳の男女約484人を追跡調査して分かったことが一度パートナーを浮気で裏切ったことがある人は、次の恋愛でも浮気をしたことがない人に比べて浮気する確率が3倍高かったことを明らかにしました。
浮気の再犯率は「45%」であり新しい恋人ができたら、また浮気をする確率は高く、約半数は浮気をまた繰り返しているのです。一度浮気をして2度としないことを誓ったとしても、一度浮気した人は統計的には、再度浮気する確率は高いのは事実なんですね。
ボディタッチをしない人
異性に対して距離感が遠く、ボディタッチをしたりなど性的な行動を全くしない・できない人は浮気をしにくいです。逆に、距離感が近く、性的にドキッとするような行動を何気なく取れる人は浮気をしやすいです。例えば、異性に対してボディタッチをすることが「性的な感情」に強く結びついていないため、異性に慣れていたり、性的な行為にも抵抗感が少ないです。
心理学的に「自然なボディタッチ」「物理的な距離が近い」「食事での間接キス」様な「性的解放性」が高い行動ができてしまう人は浮気をしやすい事がわかっています。この様な行為は、使う人や使い方によっては心の距離を縮め好感度を上げることもでき、魅力的な容姿を持つ人が行うと厄介で惚れてしまう人もいます。
慎重な人ほど浮気をされにくいことも明らかになっているのですが、この様な性的な行動に鵜呑みになってしまい惚れてしまうと、科学的に浮気されやすい人なので要注意です。
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