浮気防止策がより浮気の可能性を高くするNG行動3選

「恋人に浮気をして欲しくない!」と思って、浮気防止をするための行動をするけれど、実はその行動こそ浮気を誘発する行動の一つである事はしてしまいがちです。

 

今回、浮気防止策がより浮気の可能性を高めてしまうNG行動と本当に浮気を防止できる方法をお話しします。これは男女関係なく注意が必要です。

 

安心をさせる

パートナーに対して協力的で思いやりがある態度で接することで2人の関係性は良いものになります。「2人の関係性が良ければ浮気されることはない!」と思ってしまいがちですが、喧嘩になっても折れてあげる、機嫌をとってあげる行為を常に行なっているとパートナーは貴方に対して「安心」してしまい浮気をする確率は上がってしまうのです。

 

2020年アメリカ・オハイオ州立大学の研究(Personal Relationships)で1577人が対象にした不倫と性格の関係性を調査したデータでは、協調性が1レベル増加するごとに浮気される確率が3倍になることがわかりました。

 

つまり、協調性が高い人ほど「思いやりがある」「相手を優先して行動できる」「相手を信頼する」など人間関係において素敵な行動が取れるのですが、恋愛においてその性格であるほど浮気されやすいのです。

 

パートナーは「浮気がバレても、大事にならないだろう」と相手を舐めて「安心」をしてしまうのですが、この「安心感」を与えてしまうことは「浮気」の確率を上げてしまうことにつながるのです。関係性が良好であることはいいことですが「安心感」を与えすぎる行動は避けましょう。

 

相手が「浮気したらどうする?」と話す機会があれば「浮気だけは絶対に許さない。裁判するし徹底的に戦うよ」と浮気の危険性をしっかりと伝えておきましょうね。

 

浮気を疑う

浮気されたくない一心から、相手の浮気を疑って浮気しないような行動を起こしてしまう方はいますが、逆効果となってしまい浮気の確率を上げてしまう行動になります。

 

アメリカのデンバー大学の研究(Archives of Sexual Behavior)で、恋人のいる18~35歳の男女約484人を追跡調査して分かったことが浮気されて裏切られた側が次の恋愛で浮気される確率が2倍高く、「まさか浮気してない?」と疑いをかけてしまことで浮気される確率が4倍まで上がるのです。

 

つまり、浮気を一度されてしまっていると相手のことを信頼できなくなってしまい、浮気を疑ってしまう事でより浮気されやすい行動を相手に取られてしまうのです。

 

アムステルダム自由大学の研究で、パートナーを信頼して「浮気を恋人がするわけがない」「誘惑にも負けない強い人」と信頼をすることで恋人の「浮気する可能性」を下げることがわかっています。

 

信頼をすることで相手もその期待に応えようとしてくれる性質があり、「疑う」ことは逆効果があることが科学的にも証明されていますので、浮気を防止するには相手のことを「信頼」して「どのくらい信頼できるのかしっかり伝える」ことがとても大切なんです。

 

なので、浮気が心配でつい「すごい美人が誘ってきたらどうするの?」「イケメンで金持ちで優しい人が告白したらどうする?」「いつか浮気しそうだな〜。」「浮気しないでよ!」のような言葉をかけてしまいがちですが、「いつも誠実だよね。ありがとう!」「一途ですごく信頼してるよ!」の様な言葉をかけて信頼する事で、もし誘惑される機会があってもしっかりと断れる最高の浮気防止策になります。

 

束縛をする

浮気をして欲しくない!浮気されるのが不安で恐怖だからこそ、相手の連絡先を消したり、連絡をこまめにさせたり、女性と関わる交流を禁止したりと束縛をしてしまいがちですが、束縛したり女性との交流を過度に避けさせるのは浮気の可能性を高めてしまいます。

 

束縛をする行為は、相手にとって「信頼」や「愛情」よりも信頼していないからこその行動に感じますし、束縛によるストレスが浮気する一つの正当化する理由にもなり得ます。

 

また、束縛をする事で心理学的に「カリギュラ効果」と言い、禁止されるほど反発してやりたくなる心理現象からも逆効果ですし、また「リバウンド効果」と言い、考えないようにすればするほど考えてしまう心理効果があるように、束縛したり禁止事項を与えることはむしろ浮気の確率を増やしてしまう可能性があるのです。

 

ケンタッキー大学の研究で、束縛したり禁止をすることによって、パートナーはより浮気に寛容になり、魅力度が高い人のことをより覚えてしまうことが分かっているのです。

 

なので、パートナーに「連絡しないで!」「他の人のこと見ないで!」「どこにも行かないで!」と束縛し禁止をすることで、どんどん浮気する確率が上がっていくのです。

 

なので、もしどうしても女性との交流を控えさせたいのなら、相手に「〇〇しないで!」「〇〇はダメ!」のように禁止するのではなく「〇〇したら私は悲しいな。」の様に、「私(アイ)」を主語にして意見を伝えると意思を伝えやすいです。

 

もし、どうしても耐えられなくて、禁止したり束縛をしたいのなら環境を変えることが効果的です。例えば、他の人を見て欲しくないのなら、他の人がほとんどいない場所でデートをしたり、他の異性と会って欲しくないのなら職場や住む場所を変えるなどが必要になりますね。

 

まとめ

浮気されることが怖くて不安になってしまい、浮気を防ぐための行動は、逆に浮気を促してしまう行動であることが多いのです。浮気をさせないためには、浮気をしても許してもらえるだろうと言った「安心感を与えず強く相手を信頼を与える」ことが大切ですね。

 

参考文献

Believe you can and you will: The belief in high self-control decreases interest in attractive alternatives.” (Journal of Experimental Social Psychology 56 (2015): 30-35)

Mahambrey, M. (2020). Self‐reported Big Five personality traits of individuals who have experienced partner infidelity. (Personal Relationships, 27(2), 274-302.)

Believe you can and you will: The belief in high self-control decreases interest in attractive alternatives.” (Journal of Experimental Social Psychology 56 (2015): 30-35)

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