モテすぎる男性の会話テクニック6選

男性の中には、ルックスが特別優れているわけではないけれど異性からモテている人がいます。ペンシルバニア州立大学の研究では、「ユーモアのセンス」があることが一番モテる理由として挙げられており、最もモテる要素は「会話」に濃縮されているのです。

 

しかし、男性でどんな会話をすれば相手から印象が良くなりモテるのかがわからない人は多くいまので、モテる会話をするためにどうすればいいのか、恋愛心理学や大学研究を基に具体例を交えて分かりやすくお話していきます。

 

内面を褒める

相手を会話の中で肯定をするように褒めましょう。人の性質として承認欲求は持っており、褒めることによって脳は幸せホルモンで満たされ、満たしてくれた相手に好意を抱きやすいです。

 

しかし、褒める事が効果的だとしても「可愛いね」「綺麗だね」と外見を安易に褒めるよりも「優しいね」「素敵だね」と中身を褒めたほうが効果的なので、関係性が浅い内は外見よりも内面を褒める意識にしましょう。

 

サウスウエスト大学の研究や南メソジスト大学の研究では「知り合って間もない」「付き合いたて」の場合には、内面を褒めるほうが効果的であり「付き合いが長い」場合には外見も含めて褒めるほうが効果的だとわかりました。

 

付き合った目安としては「16カ月以上」の付き合いがある段階であれば内面だけでなく外見も一緒に褒めるといいですね。

 

褒め方によってはより好感度を上げる方法もあります。ロチェスター大学の研究で相手を褒めるときには、「優しい」など一般的なよくある褒め方をした場合よりも、事実をもとに想像力を働かせた褒め方をした方が、30%も好感度が高くなる事がわかりました。

 

例えば、「趣味が料理」であることが分かったのなら「家庭的ですね。」「素敵ですね。」の様に当たり前の部分を褒めるのではなく「人を幸せにできる趣味って良いですよね!」の様に「料理できる→誰かが食べる→食べた人が幸せになる」と想像を働かせた先を褒める事ができればより好感度が上がるんですね。

 

想像力を働かせた褒め方をする事で、相手の人にとっては「自分だけが知っている魅力を理解してくれる人」だったり、「自分が知らない魅力を引き出してくれる人」となり特別な存在としてあなたへの印象がよくなります。

 

これができるだけでも上位5%に入るほどの褒め上手です。そして、より褒めるテクニックを極めるなら「褒め被せ」です。ここまできたら手に負えないほどの褒め上手です。

 

相手の人を褒めることで、謙虚になり否定をする人も多くいます。「素敵ですね!」と褒めれば「そんな事ないです。」と否定をしがちになりますが、そこで褒め被せをする事ができればよりモテる褒め方ができます。

 

例えば、

「人を幸せにできる趣味って良いですよね!(褒める)」

「そんな、大袈裟ですよ!(謙遜)」

「そんな事ないです!自分は本当にそう思います!(褒め被せ)」

 

この様に、謙遜に対して更に褒めるのです。好感度を上げるためには「中身を褒める」→「想像力を働かせる」→「更に褒め被せる」褒める事で相手の良き理解者として特別な存在になれます。

 

口調を真似する

相手の人の話した事を真似したり、話し方を真似することで、相手側は会話をしていて居心地良く感じ親密度が自然と上がることが分かっています。真似する会話術は3つあります。

 

1つ目が、相手の言った言葉を繰り返すことを「バックトラッキング」です。バックトラッキングを駆使する事で、相手への共感力(ラポール)を高め親密度を上げることができます。

 

例えば、

「昨日の仕事で、寝不足もあってかミス連発しちゃって落ち込んだなぁ」

「そうだったんだ。仕事が寝不足だとキツイよね。大変だったね。」

この様に相手が話した内容を全て返す必要はありませんが、一部伝えたい部分を繰り返すように話すことで、相手は「話をしっかりと聞いて共感してくれている」と感じる事ができます。

 

また、共感する部分で「大変だったね」など感情部分に共感する事で、女性にとって仲間意識をより感じる事ができます(ミミッキング)。

 

NGで男性でしてしまいがちなのが、共感ゼロのアドバイスです。

例えば、

「昨日の仕事で、寝不足もあってかミス連発しちゃって落ち込んだなぁ」

「寝不足は仕事の効率が落ちるし良くないよ。普段は何時間睡眠を取ってるの?7時間は取ったほうがいいよ」

の様に相手の感情に一切よりそう事をしないで男性はアドバイスをしてしまいがちなので、伝えたいことがあったとしても、共感をして寄り添ってからでないと相手の女性は聞き入る事ができないですね。

 

2つ目が、相手の言った話し方を真似する「ミラーリング」です。ミラーリングでは、仕草を真似することでも好感度が上がることが分かっていますが、口調を真似する事でも効果があるんです。

 

テキサス大学の研究では、近しい口調を使う男女は成約率が3倍高く、交際してからも長続きする確率が23%も高かったことがわかりました。会話が弾まなくても効果があるので、口調が近しいだけでも親近感を無意識的に感じるんですね。

 

口調の種類は具体的に、「返事」「相槌」「程度」「人称」の4つに分けることができ、「返事」では「そうですか」「わかります」「なるほど」等。「相槌」では「うん」「もちろん」「へえ」等。「程度」では「たくさん」「いっぱい」「若干」等。「人称」では「〇〇さん」「〇〇君」「自分」等です。

 

3つ目が、相手の言った話し方のリズム・スピード・テンポを合わせる「ペーシング」です。相手と同じペースで話す事でより共感力が上がり、話している側からすると「聞いてもらってる」感覚が強くなります。

 

例えば、

「(ゆっくりとした口調)ねえ・・・。ちょっと話聞いてもらっていいかな・・・?」

「(ゆっくりとした口調)うん・・。どうした・・?何かあったの?」

この様に相手の声のトーンやテンポからゆっくりと落ち着いた口調で返事することで相手に寄り添った話し方ができます。

 

他に、

「(明るい口調)ねえねえ!聞いてよ〜!」

「(明るい口調)おお!何かいいことあった?」

の様に相手のテンションが上がっていたら、その口調に合わせたテンポで話すと聞き手側としては、話やすくなりますね!このペースを合わせることが自然にできる人もいますが、ズレを起こしてしまい話にくい印象を与えてしまうので、できていない人は意識をすることは大切です。

 

これらの会話術では、相手にとっては「とても話やすい人として認識」してくれるのですが、会話中に毎回「バックトラッキング」「ミラーリング」「ペーシング」をしていては不自然となり、違和感が出てしまうので、適度に使う様にしましょう。

 

バランスよく喋る

会話をするのに互いにバランスよく話せてることは親密度を上げるためには重要です。しかし、この会話バランスが上手に取ることができず一方的な状況となってしまっている場合もあるのです。

 

ハーバード大学の調査で、モテる人はどんな会話をしているのかを会話記録から調べて分かった事が「質問を沢山する」事で好感度が上がりモテるのです。質問をすることで「自分に興味を持ってもらえてる!」と思い、質問している人に対して好意を寄せる心理があります。(好意の返報性)

 

しかし、質問をして相手の話を聞くことは大切ですが、質問をし過ぎて自分のことを話さなければ尋問みたいになってしまい、相手の警戒心を買ってしまうこともあります。

 

また、自分が話したいだけ話して、相手に質問や話す隙を与えなければ、一方的なコミュニケーションとなり親密度が上がることはありませんので、バランス力がある会話が重要になるのです。

 

バランス良い会話をするためには3つの会話術を使うことで解決できます。

 

1つ目が、自分の情報を相手に伝える「自己開示」です。

 

自己開示をすることで質問ばかりにならず自分の話できますし、相手に安心感を与えてることができます。自己開示をしてから質問をすると「警戒心」を持たれず質問ができるので効果的です。

 

例えば、休日の過ごし方について聞きたい時には「休日はいつもゴロゴロしちゃって勿体無い日を過ごしちゃうんだよね。」→「あなたはどう?」と「自己開示」→「質問」の様にすると「あなたも答えたし、私も答えよう!」(自己開示の返報性)とコミュニケーションが取りやすくなるのです。これは、話題がよりディープになるほど効果的な会話術になります。

 

2つ目が、一言で答えられるような質問ではなく自由に回答する事ができる質問方法の「オープンクエスチョン」です。

 

質問が下手で会話を広げることができない人は、「YES/NO」で答えられる「クローズドクエスチョン」をしてしまう傾向があります。

 

例えば、休日についてオープンクエスチョンするなら「休日にしたいことある?」の様に質問することでしたいことを自由に答えることができるので相手からの話を引き出すことができます。

 

クローズドクエスチョンなら「休日は朝ゆっくりしてる?」の様に質問をすると相手は答えやすい反面、会話がその場で終わってしまうので相手から話を引き出す事が難しくなります。

 

3つ目が、相手が話した話題を掘り下げたり相手の話題をベースに質問をしていく方法である「フォローアップクエスチョン」です。

 

例えば、「ショッピングが好き!」と話の中で出てきたら「ショッピングいいですね!僕は服が好きでよく見に行きます。あなたは何が好きですか?」の様に、会話を深掘りすることは相手の話に興味があるサインの一つなので、興味を持ってくれる相手の事を知りたい心理からも親密度が上がるので効果的な質問方法です。

 

会話バランスを整えるためにも、自己開示、オープンクエスチョン、フォローアップクエスチョンを上手に活用しましょう。

 

感情を出す

感情がはっきり出して話している人は、心の距離が近づきモテやすいです。感情が分かりやすいと相手が何を考えていて、どんな気持ちなのか伝わりやすく理解しやすいので親密度が上がりやすいのです。

 

感情を分かりやすく伝えるためには声の出し方を意識して、顔の表情や仕草を豊かにすることで、感情が伝わり、印象が良くなります。(メラビアンの法則)

 

また「〇〇するの好きなんだよね!」「〇〇さんの考え方素敵だね!」の様に自分の感情を伝えたり相手を褒める時に「好き」とか「素敵」のキーワードに意識して感情を込めるとより効果的(マーキング法)です。

 

会話の中でポジティブな言葉を強調して伝えることで、発した人の印象がポジティブな人だと認識され魅力的に映ります。

 

相手が話したことに対して共感をする時に感情が伝わると「よく聞いてくれてるんだ!」となり、「もっとこの人と話したい!」となり、好感度が上がります。

 

例えば、話に共感する場合にも、棒読みで無表情で「大変だったんだね。。。」と言うのではなく、話のトーンを下げて悲しんだ表情で「大変だったんだね。。。」と伝えるのでは相手に伝わる印象が段違いです。

 

ドイツのリューベック大学の研究で、相手と初対面だった場合には、感情伝えることは特に有効で、感情を分かりやすく伝えることができている人ほど第一印象は良くなることがわかっています。

 

感情をがある会話をするためには、人は話す内容よりも、声や仕草、表情の方が伝わる性質がありますので、「非言語コミュニケーション」に意識して、言葉を伝えると相手には直接的に感情が伝わりますよ。

 

徐々に距離を縮める

相手と距離を上手に縮めることができる人は、雑談のようなたわいのない会話からより深い話に徐々に入っていくことができます。心理学では「エスカレーティング」と言います。

 

モテない人はいきなり、ディープな話をしてしまい距離を置かれてしまったり、いつまでも当たり障りのない話題を話していて距離を一向に縮めることができない人が多いです。

 

なので、「天気や気温の話」→「身につけている服や持ち物の話」→「休日の過ごし方の話」→「好きなことの話」→「どんな恋愛がしたいか」の様に徐々に距離を縮めていく話題に移行していくのです。

 

この様に距離を縮めていくにもなるべく関連させた話題で個人的な内容に切り込んでいく必要があります。会話内容に関連がなく深めようとしても、違和感を感じさせてしまい警戒させてしまう可能性もあります。

 

例えば、「身につけている服や持ち物の話」→「休日の過ごし方の話」をする場合に、

「そのバックどこで買ったの?」

「〇〇店で買ったよ。」

「そうなんだ。休日は何するの?」

「え・・。休日はゆっくりしてるかな・・。」

の様に違和感を感じさせてしまうんですね。

 

なので、

「そのバックデザインが素敵だね。どこで買ったの?」

「〇〇店で買ったよ。」

「そうなんだ!お洒落だな〜。じゃあ、休日は結構ショッピングするの?」

「うん。買い物行くことが多いかな〜」

 

この様に関連性をもたして会話を進めていくことが重要になります。個人的な話題になっていくことで感情の揺れ幅も大きくなり、より距離感も近づくことができるようになるんですね。

 

物事をプラスに捉える

同じ物事でもプラスに捉える切り返しができる会話ができる人はモテます。自分の失敗もポジティブに捉えることもできますし、相手の人がマイナス出来事もプラスに励ますことができます。

 

心理学で「リフレーミング」と言い、一つの物事をプラスに切り替える癖をつけることが大切です。

 

例えば、「自身が過去に失敗したとしても」→「次に活かせる経験ができた」とすることで、相手に悲観的に話すことなく、ポジティブに話すことができます。

 

口から出る言葉がマイナスばかりの人のところには、誰もよってきませんが、ポジティブな影響を与えてくれる人のところには多くの人が集まりますね。

 

また、他に相手から「人見知りなんだ!」と言われたら→「そうなんだ・・。でもそれって、物事に慎重で、礼儀正しい証拠でもあるよね!」と相手がマイナスだと思っていることをプラスに返すことができます。

 

人は自分の知らない魅力に気づいたり、気づかされたりする事を「自己拡大」といい、自己拡大欲求を満たしてくれた人に、自分の魅力を引き出してくれ成長させてくれる人として好感度が大きく上がります。

 

プラスに捉える癖ができている人は、様々な場面でモテる会話ができるんですね。

 

参考論文

・Looking for Love? Self-Verification and Self-Enhancement Effects on Initial Romantic Attraction

・Language Style Matching Predicts Relationship Initiation and Stability.” Psychological Science, vol. 22, no. 1, 2011, pp. 39–44.

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