交際当初は大好きで熱々カップルでも、時間が経つに連れて破局を迎えてしまう確率はかなり高いのです。今回、交際中のカップルには不安を与えてしまう内容ですが、研究データに基づいてカップルが別れる確率と別れないための方法トップ10をお話しします。
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カップルの別れる確率
カップルの別れる確率は、様々な調査データがありますが、スタンフォード大学の研究で結婚をしていないカップル1141人を調査したところ、付き合い始めて約70%が1年以内に別れるという結果となります。
日本の調査では、リクルート社のブライダル総研の調査で、未婚者2000人、既婚者400人を対象にして結婚までに交際した平均人数を調べたところ、男女ともに5人程度であることがわかりました。そして、厚生労働省の離婚データでは、日本の結婚に対する離婚の比率は「35%」程度となっています。
つまり、「80%」の確率で結婚するまでに破局、結婚してからも「35%」の確率で破局する平均的なデータから結婚後も長続きしているカップルは「7%」とかなり少数だと言えます。
では、学生毎に結婚をゴールだと仮定したらどのくらいの確率で別れるのか「厚生労働省の出生動向基本調査」を元にお話します。
高校生の別れる確率
高校生の時から付き合って結婚しているカップルは、ごく少数で高校生の破局率は「90%」程度になります。結婚相手の出会うきっかけに「年齢」「学校」ともに割合は低く1割にも満たないです。
大学生の別れる確率
大学生の時から付き合って結婚しているカップルは、ある程度いて大学生の破局率は「70%」程度になります(22歳で恋人がいる仮定)。男女のやり取りをある程度経験して自分と相性がいい人が見つかって結婚まで至る人も多くいますね。
遠距離恋愛の別れる確率
別れる確率が高いと言われる遠距離恋愛ですが、実際には遠距離恋愛の方が安定した恋愛関係を築くことができます。
2018年に遠距離恋愛を行っている1000人を対象に行った調査で「40%」の確率で別れ、60%が続いているということが分かりました。ビデオ通話、メッセージのやり取りなどテクノロジーの発展によって今まで以上に関係の維持がしやすくなったことから遠距離恋愛の成功率が高まってきてます。
オハイオ州立大学の研究では、遠距離恋愛での関係性は近距離の恋愛関係よりも安定していることが多く、むしろ遠距離の方が続きやすいとしていますが、遠距離恋愛から近距離になってから3か月以内に「37%」のカップルが別れることが分かっています。
遠距離恋愛だからこそ安定して続いていることが多くあるんですね。なので、遠距離から近距離になった時が別れるかどうかの明暗を分ける時期なんですね。
付き合う期間が長いことで別れる確率は下がる傾向にありますが、互いに思いやりを持って対策をしなければ別れる確率はかなり高いことはわかります。では、どうして好き同士だったのに別れてしまうのか
カップル・恋人が別れる共通点4選
ルイビル大学の研究で104組を1年追跡調査した結果、別れたカップルの共通する4つの特徴(片方のみの場合もあり)がわかりましたので紹介します。
不潔タイプ
- 服もシワだらけでいつも同じ
- 髪がボサボサで汚い
- 食事中、くちゃくちゃ音をたてる
など一緒にいて嫌だと感じるような不潔なタイプは男女ともに嫌われます。特に男性の方が多くみられほとんどの女性にとって嫌われる行動の一つです。
自己中心的なタイプ
- 人の話を聞かないで自分の意見だけを通してくる
- 偉そうな物言いをする
- 相手の都合を全く気にしない
付き合っていて片方が自分中心になってしまうと片方にストレスがかかり一緒にいることができなくなってしまい破局の道に進んでしまいます。
束縛タイプ
- 相手の行動を制限する
- 過剰に嫉妬した行動を起こす
- 何をしていたのか事細かく聞いてくる
カップル同士どうしても距離感は近くなり、何をしていたのか全て知りたくなる気持ちを持つ人もいますが、それぞれ自分の時間を大切にしている人もいるので、過度な束縛をすると一緒にいることに窮屈を感じてしまいます。
やりたい放題なタイプ
- 浮気性がある
- 遅刻やドタキャンをよくする
- 暴力的な態度や行動を起こす
このタイプはどうしようもなく、片方の幸福度がどんどん下がってしまい辛い思いをしてしまいます。なので、早くの別れる決断をした方がいいですし、ほとんどの人が離れていって破滅します。
カップルの別れる理由トップ10
付き合うと決めたときは好意を抱いていたはずがいっしょに過ごしているなかであることがきっかけになってしまい、いつの間にか好意がなくなってしまいます。
では何が理由で好意を失ってしまうのか。ユタ大学、トロント大学の研究で400人を対象に別れたい理由。そして交際を続けたいという理由を調査した結果、50項目の共通点があることが分かりました。その共通している項目の中でもっとも数の多かった理由トップ10がこちらです。
『別れたい理由トップ10』 |
1. パートナーの性格
2. 信頼を裏切る行為 3. パートナーの家出 4. 外的要因 5. 物理的距離 6. 衝突(対立) 7. 性格の不一致 8. 感情的距離 9. 感情の汲み取り不足 10. 経済的利益の不足 |
別れたい、離婚したいという考えを持っている200人にさらに調査を行った結果、約半数がこれらの問題が起きても別れたくない、関係を維持していたいという報告がありました。
そんな中、確実に別れるという明確な線引きを調査のなかで発見しました。それは「浮気」です。どんなに関係を続けたいという人でも浮気は別れたい理由となります。
付き合っていたい理由トップ10
続いて交際を続けたい理由トップ10です。
『付き合っていたい理由トップ10』 |
1. 感情的な親密さ
2. 感情移入 3. 家族としての義務感 4. パートナーの性格 5. 楽しさ 6. 情緒的安定 7. 物理的な親密さ(身体的) 8. 経済的利益 9. 相性 10. パートナーに対する心配 |
長く続いているカップルはポジティブな感情を育む「情報共有」が頻繁にされていたということが分かりました。情報共有をきっかけにコミュニケーションをしっかりととることは2人が一緒にいるためにはとても大切になりますね。
まとめ
カップルが長続きする科学的な方法は莫大にありますが、必ずと言って二人が「コミュニケーション」を取らなくなることが別れの第一歩なので、問題・トラブルがあってもしっかりと二人で話し合うことが長続きの秘訣です。
- Couple Longevity in the Era of Same-Sex Marriage in the United States
- 厚生労働省(第15回出生動向調査)
- Wanting to Stay and Wanting to Go: Unpacking the Content and Structure of Relationship Stay/Leave Decision Processes
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