独身の方が幸せになれる人の特徴・あるある5選

世の中は「いつまでも独身な人は何かしら問題がある」て思っている人もいます。確かに、人間性に何かしらの問題があることによって「結婚ができない」人もいます。しかし、独身だからと言って、必ずしも問題があるわけではありませんし、時代も変わってきており独身の方が結婚するよりも幸せになれる人もいるのです。

 

そして、関係性が良くない結婚をしてしまうと、独身よりも遥かにデメリットの方が大きいのも事実なのです。今回、独身の方が幸せかもしれない人の特徴についてお話ししていきます。

 

野望が溢れている

もし、あなたが「世界を変えてやる!」「いつまでモテまくりたい!」など野心で溢れているのなら結婚する事がデメリットになってしまうかもしれません。結婚する事で男性の「やる気」や「性欲」の源であるテストステロンが低下してしまう傾向があるのです。

 

デンマークで1,113人の男性を対象にした研究では、結婚した男性はその直後からガクンとテストステロンが下がる現象が確認されました。また、フィリピンで624人の男性を対象にした研究(PNAS)では、男性は赤ちゃんが誕生した後にテストステロンの減少することが分かりました。

 

メンタルや健康に影響が出るほどテストステロンが下がるわけではありませんが、父親としての役目を果たす為にテストステロンが下がることは自然な現象なんですね。ただ、野望や野心とは逆方向の働きを持ってしまうんです。

 

また、独身者の方が、仕事に価値を感じて重要視する傾向があることも分かっているので、やりたい仕事優先で考えている人はすぐの結婚をしなくてもいいかもしれません。

 

対人トラブルが苦手

結婚生活では、1人の人と親密な関係性を築いていく必要がある為、対人関係能力がとても重要になります。オークランド大学の研究で、4,024人を対象にパートナーとの関係性と対人トラブルの対処方法について関連性を調べたところ、対人トラブルが苦手なら結婚しないほうがいい結果となりました。

 

対人トラブルが苦手な人は、結婚することで幸福度が下がりますが、対人トラブルにこだわりがない人は結婚での幸福度が上がるのです。結婚して一人の人と一緒に居続ける事で喧嘩やトラブルはどうしても付き物なので、対処能力は結婚生活においてとても重要なんですね。

 

結婚した方が幸せになる研究データもありますが、万人に当てはまるわけではないので、対人関係が苦手であるなら無理に結婚しなくても十分に幸せに過ごすこともできます。

 

自立している

自立している人は、あえて結婚をする必要はないかもしれません。マイアミ大学の研究で、健康とメンタル面の関連性のデータでは、「自立した独身」が災害や事故などでメンタルが悪化しにくい事がわかり、ただ「自立していない独身」よりは「既婚者」の方がメンタル的に有利となりました。

 

自立していないのなら結婚して助け合った方が、逆境に強くなれるのですが、自立をしているのなら結婚しているカップルよりも自立した独身者の方が強く生きれるんですね。

 

また、結婚において2人でいるからこそ「食事の栄養バランスが独身の時よりも取れがち」だったり健康的なメリットがある研究データがいくつかありますが、自身の健康管理もできているのなら身体的なメリットもほとんどなくなるんですね。

 

「自分の為に栄養素を考える事ができる」「体調が悪ければ自ら病院に行く」など自立ができた行動ができていれば結婚生活での健康的なメリットが少なくなります。精神面と金銭面で自立さえしていれば、既婚者よりも不幸になりにくいと言えますね。

 

親、兄弟、友人を優先にしたい人

カリフォルニア大学の研究では、独身と比べて結婚をしてしまうと視野が狭くなってしまい、人との付き合いが少なくなり孤立してしまいがちになる事が分かりました。

 

親や兄弟だったり、友人との繋がりを第一優先したい場合には、すぐに結婚するより独身でいる方がいいかもしれません。幸福度にポジティブに働くのは、無理に誰かと結婚する事ではなく、「良い身近な人間関係」なので、今の人間関係を大切した方がいいですね。

 

お金持ち

お金持ちの人は、結婚するメリットが少ないかもしれません。ジョージア州立大学の研究(3617人の男女)で、結婚する事で、年収が平均以下の人にとってはメンタル面でいい影響をもたらしますが、金持ちの人にとっては関係がない事がわかりました。

 

また、ロンドン大学が人間関係をお金に換算した場合には、離婚は年34,000ドル分の損失、別居は年255,000ドル分の損失(結婚の2.5倍の損失)もあるので、下手な結婚をしてしまと、デメリットがある可能性があるのです。

 

まとめ

結婚する事で、様々なメリットがありますが、どれも「幸せな結婚をしてる人」に限られてしまうんですね。それに、結婚すること自体が幸せではありませんし、人によっては独身の方が幸せを感じられる人も多くいます。

 

アメリカ合衆国労働省労働統計局が発表した資料では、独身者(16歳以上)が人口の50%を上回っており、日本でも生涯未婚率も年々上昇しており、2020年国勢調査で男性の4人に1人、女性の6人に1人は生涯未婚となったのです。

 

既婚者、独身者かどうかではなく、もっとも大切なのが、自分に適した場所や空間、周りの人など最適な環境を見つけ出して、最高の生活を送る事ができるかどうかですね。

 

参考論文

Family roles and work values: Processes of selection and change(First published: 15 April 2005 https://doi.org/10.1111/j.0022-2445.2005.00121.x)

Happily Single: The Link Between Relationship Status and Well-Being Depends on Avoidance and Approach Social Goals

Psychologist reveals science behind a fulfilling single life(Peer-Reviewed Publication NEWS RELEASE 5-AUG-2016)

The role of psychological resources in the affective well-being of never-married adults(
Jamila Bookwala, Erin Fekete)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です