人によって嫉妬の深い人、嫉妬をしない人とそれぞれに思いがちですが、嫉妬してしまうのはその人の事を愛しく思っているからであって仕方がない事なんです。
「彼は嫉妬しないから大丈夫!」と思いがちで自分勝手な行動を起こす人もいますが、彼女のことが好きなら心の中はかなり追い詰められている可能性も高いのです。
マリー州立大学の研究で交際中の男女201名に恋人が異性の友人と親しくしている所を想像させた調査で、嫉妬は表現の大小があるだけで、大きく嫉妬の表現をした人が嫉妬深いように見えていただけでだったことがわかりました。
嫉妬の表現ができない人は2人の関係の主導権を握られていているからこそなんです。嫉妬に対して不満をあまり言わない人は、あなたに対して愛情が少ない場合もありますが、文句を言うことで嫌われてしまうことを恐れているからかもしれません。
男女で違う嫉妬の感覚
人によって嫉妬した時の表現力は違いますが、男女によって嫉妬した時の、心の在り方に違いがあります。
男性は、嫉妬をすることで怒ったり、憎しみの感情が生まれますが、パートナーに対してどうにか自分の場所に来てくれるような関係を良くする行為を行う傾向があります。その為、間違った方向性に進むことでストーカーになる可能性が女性よりも高いですね。
女性は、嫉妬することでパートナーに対してマイナスの感情を作り、相手との距離を作ろうとする傾向があります。その為、パートナーを敵として悪いところを探し、嫌いにならないといけないと自分自身を納得させてるんですね。
男女の同性に対する嫉妬
男女それぞれ同性に対して、どの様な事柄で嫉妬するのか違いがあります。
男性は、同性に対して学力、地位、収入などの嫉妬が強いです。外見も気にしないわけではありませんが、それ以上に彼女が能力を持った男性の話をしていたら嫉妬心を揺さぶります。
女性は、外見や年齢に嫉妬しやすいです。性格、中身も勿論大切ですが、それ以上に顔、スタイル、年齢など外見的な要素に嫉妬するので、彼氏が可愛い女子の話をしたり、見たりすることで嫉妬しやすい傾向があるのです。
男女で違う強い嫉妬心
男女によって「体の浮気」「心の浮気」のどっちの方が耐え難い浮気か調査した研究で、男性は「体の浮気」がより怒りを感じて、女性は「心の浮気」がより怒りを感じることがわかりました。
つまり、男性は異性との身体の関係性を持つ可能性がある物理的な行動に強い嫉妬をして、女性は異性と心のつながりを持つ可能性がある精神的な行動に強い嫉妬をするんですね。
男性は本能的に、体の浮気は遺伝子を含め失うものが多くあるので、生物学的に危険性が高く許し難く強い嫉妬になるんです。アメリカで「13〜20%」、ドイツで「9〜17%」自分の子供でない子を育てている恐ろしいデータがあるように、将来自分の遺伝子ではない子を育てるリスクにより恐怖があるのです。
女性にとって心の浮気をされるということは、子供を安全に守る環境を失うので、より耐え難いんですね。
Jealousy about Partner’s Friendships, and Jealousy Expression in Dating Relationships.” Communication Studies 65.4 (2014): 370-388.
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