長続きカップルがする最高の喧嘩方法4選

恋人・カップル同士、いくら愛し合っていても全てを理解して共感できるわけではありませんし、喧嘩をしてしまうこともあります。この喧嘩の仕方によってそのカップルが別れるのか別れないのか決定付けてしまうほど大きな問題なんです。

 

ハーバード大学の研究で恋愛に関連した論文をメタ分析した結果、喧嘩をすることで別れのキッカケにもなりにくいことがわかりました。「幸せな夫婦」と「そうでない夫婦」も意見が合わないで喧嘩する回数も同じくらいなのです。

 

喧嘩自体が悪いのではなく、喧嘩の仕方が重要なので、今回カップルでした方がいい喧嘩方法についてお話しします。

 

カップルが絶対してはいけない喧嘩のやり方

心理学の名誉教授のジョン・ゴットマン氏(john gottman)の研究で、喧嘩をした時にどの様に対応することで、関係性を良くして悪くするのか明らかにしています。

 

カップルで喧嘩をした時に、やってはいけないことが「放棄」だそうです。放棄をする事で、2人はぶつかる事なく喧嘩を避けることができるので、精神的には一時的に楽になるのですが、この「放棄」を繰り返してしまうと日常的な不満がドンドン積み重なる為、破局に繋がってしまうのです。

 

破局した夫婦の80%は、急に離れていくのではなく、日常の積み重ねによって「だんだん離れていった」ことが分かっているので、「放棄」をするのではなく喧嘩をして意見をぶつけ合うことが必要なのです。破局してしまったカップルで、互いに向き合って話し合いをした夫婦は40%しかいないんですね。

 

また、中には一人でなんとかしようと抱え込んでしまい、不満を1人で溜めてしまうことによって、話し合うことが必要な話題を避けてしまう事で破局に繋がってしまうので互いに意見を出し合ってより良い関係性を作るための「修正」作業が必要になるのです。

 

この「修正」を行うことができるカップルの83%は関係が続くことも分かっていることからも、「喧嘩」→「修正」の繰り返しは恋人同士良い関係性を作り続けるには大切な行為になりますね。

 

もし「放棄」をしてしまったとしたら「放棄」している側が特に重要になりますので、真摯に2人で向き合って「相手を責めたり(攻撃)」「言い訳したり(防御)」するのではなく、互いに意見を主張しあい、互いに気持ちに寄り添って、より良い2人の未来を作る為の考えを伝え合う様にしましょう。

 

喧嘩した時の最高の仲直り方法

喧嘩をして仲直りする時に、どうやって仲直りをしているのかどうかで、カップルが「破局しやすい」のか「破局しにくい」のかが分かるのです。

 

スタンフォード大学の研究で、60組のカップルを対象に恋人の問題解決方法を調査したところ、恋人が喧嘩をした時「幸せなカップル」と「幸せでないカップル」で仲直りする方法が違ったのです。

 

幸せなカップルは、仲直りする時に「〇〇な言い方をしてごめんなさい!」「私が〇〇をしてしまったことが原因だよ。」と悪かった部分を真摯に受け止めて謝罪をして、自分に非がある行為を認める傾向が多い事がわかりました。

 

幸せではないカップルは、仲直りする時に「〇〇は2度と繰り返さない様にするよ」「今度〇〇をご馳走するから許してよ!」と喧嘩してしまった原因について謝罪をすることよりも、未来についての約束だったり、喧嘩の埋め合わせについて話す傾向が多かったのです。

 

今後の行動ついて約束したり、埋め合わせをすることも大切ですが、それよりも、喧嘩の原因となったことに向き合って謝罪をまず最初にすることが重要なんですね。

 

そして、幸せなカップルほど謝罪された側も謝罪を受け入れ許すことも分かりました。互いに喧嘩の原因に真剣に向き合い許し合うんですね。幸福度が高いカップルほど、破局率も低くなることからも、喧嘩した時は互いに「喧嘩の原因に向き合い謝罪ができる」ことが仲直りする為には正しい対処法になりますね。

 

喧嘩して仲直りをするベストタイミング

恋人と喧嘩をした時には、どの位で仲直りをしていますか?人によっては喧嘩して直後に仲直りをするカップルもいたり、数日経ってから仲直りをするカップルもいます。

 

では、喧嘩してその後の2人の関係性が悪くならない為には、どのタイミングで仲直りをするべきなのでしょうか?

 

メリーランド大学で200組を対象に、恋人が喧嘩した時にベストな仲直りのタイミングを調査した結果、「喧嘩した当日に仲直りをした方が良い」事を明らかにしました。

 

カップルの喧嘩を研究で分析したところ、喧嘩をしてしまうと数日経っても、気持ちが落ち着く事なありませんでした。しかも、時間が経つことで徐々に怒りが収まることもなく、悪い方向性に思考が巡ってしまう為、どんどん恋人に対する好感度も落ちてしまうのです。

 

一時的な怒りの気持ちはまだ大丈夫なのですが、喧嘩してから距離を置いてしまうと互いに思考がドンドンネガティブな方向に向かっていくので、一緒に居続けたい熱い気持ちも冷めてしまう可能性もあるのです。

 

ワシントン大学の研究で、52組のカップルを3年以上に渡って調査し、喧嘩すること自体は、2人の関係性を一時的に悪くするのですが、むしろ長期的には関係性を修復して良い方向性に向かうことができることが分かっているのです。

 

なので、喧嘩をすることは悪くありません。しかし、喧嘩をして互いに話し合う事をやめてしまい離れてしまっていては互いに対しての気持ちもドンドン冷めてしまいます。なので、喧嘩をしてしまっても次の日に持ち越さない様にした方がいいのです。

 

もし、どうしても次の日まで仲直りが出来なかったとしたら、ネガティブな想像をする時間を作らず、なるべく早くの仲直りをするための行動を取りましょう。

 

喧嘩を見直し関係性を良くする方法

結婚して夫婦の結婚満足度は低下をしてしまう傾向があります。しかし、夫婦間でしてしまう喧嘩を定期的に夫婦で見直し再評価していく事で、夫婦の結婚満足度の低下を抑えることができるのです。

 

ノースウェスタン大学の研究で、120組の夫婦を対象に2年間調査した結果、夫婦間で起こった喧嘩を4ヶ月に1回だけでいいので第三者視点で解決できる様に客観的にアドバイスをしていく事で、夫婦間の関係性は良くなっていき満足度も低下しないことが分かったのです。

 

4ヶ月に1回の頻度でいいので、恋人と喧嘩した内容を具体的に紙やノートに記し、喧嘩した内容を振り返り恋人同士が仲良くなれる方法をアドバイザーとして第三者視点で、どうすれば仲良くなれるのかどうか恋人と一緒に考えるのです。もし、第三者視点で考えることが難しい様ならどうして難しいのかを紙やノートに記す様にしましょう。

 

第三者視点で客観視する事で、自身が行った過ちを見直すことも出来ますし、今後同じ場面があれば違った行動をとることが出来ます。また、客観視も訓練によってより自分の感情と切り離して考えることができるので、これを繰り返し行っていく事でより、より2人にとって最適なアドバイスを行うことができる様になります。

 

喧嘩をしてすぐだと感情的になってしまうので、少し期間を空けてからでもいいので振り返る癖をつけてみましょう。喧嘩を振り返り2人で客観的な視点でアドバイスをする習慣を30分つけるだけで2人の関係性を円滑にしてくれるので、恋人同士喧嘩があれば客観的に見て話し合ってみてはどうでしょうか?

 

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